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バスで国境越え、ヴィエンチャンへ | タイからラオス日記
2024.10.30 @ Thailand→Laos
ウドーンターニーのバスターミナルから出ているヴィエンチャン行きのバスに乗って、タイからラオスへ国境を超える。バスは1日に6本出ている。席の予約は出発の1時間前にならないと出来ないらしい。11時発のバスに乗るべく、窓口へ向かった。きっちり10時〜窓口があいてちょっと意外だった。チケットは80バーツ(約360円)と激安。移動時間は大体3~4時間ほどとのこと。座席は予想通りに狭くて硬かった。
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バスの中でダウンロードしていた映画を観た。「喪う」。人生の物語。大きく揺れるバスの中で、穏やかな時間の中に引き込まれていった。物語が進むにつれて、登場人物たちの人生の輪郭が見えてきて、それぞれが美しく見えた。
映画が終わる頃、国境付近へ到着。出国手続きをするため、1度バスを降ろされる。空港で行われるような出国手続きをサクッと終え、再度バスに乗り込む。タイとラオスを結ぶタイラオス友好橋を超えると、そこはラオスだ。いつの間にか道路も左車線から右車線に変わっていた。そして今度は入国手続きのために再度バスを降ろされた。入国料?なのか分からないが40バーツ払い、無事に入国。それからバスでさらに1時間ほど進んでラオスの首都ヴィエンチャンのバスターミナルに到着した。バスターミナルから市街地までは歩いて30分ほど。ラオスにはgrabもないので、ひとまず歩いてみることにした。世界一何もやることがない首都、とヴィエンチャンはよく言われるが、そんな風には見えないくらいに活気はあるような印象だった。
途中で喉が渇いて限界だったので、コンビニに入った。タイバーツしか持っていなかったので、タイバーツでも払えるか?と聞くと、いいよ!と。炭酸水を買って一気飲みした。お釣りはキープで返してくれたので、思いがけず両替ができた。しかも手数料もかからないし、めちゃめちゃいいレートだった。これは裏技かもしれないと思いつつ、バーツもそこまで残っていなかったので、ATMで引き出した。大金を持ち歩くのは嫌だし、でもATM手数料がかかるのでなるべく回数は減らしたいし、ATMでどれくらい引き出すか毎回うーんと悩む。この辺りの感覚を早く掴みたいが、国によっての物価がそれぞれなので難しいだろうと思う。
ラオスはSIMがとても安いので、SIMカードを入れることにした。いくつかプランがあったが、ネット環境が必要な仕事は基本的に宿やカフェなどWi-Fiがあるところでやるので、マップさえ見られれば問題ない。7日間の滞在予定で10GBのプランにした。SNSはどうやら使い放題とのこと。金額は95,000キープ(約700円)安い!
ラオスはまだまだスマホの普及率も低いため、少ない人数で電波を使用しているので速度もとっても速いらしい。これで街歩きも簡単だ。
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ラオスといえば、なんといってもビアラオ。ローカルなレストランであれば、大瓶で300円もしない。スーパーなどで買えばもっと安い。ラガービールのスッキリとした喉ごしが、暑さで体力が奪われた体に響いた。いつからこんなにビールを美味しいと思うようになったのだろう。これは大人になった証なのかしら。夕方4時ごろ、中途半端な時間に近くにあったローカルのお店に入ると、中はがらんとしていた。呼び鈴を鳴らすと、高校生くらいの女の子が出てきてくれて、冷房をつけメニューを渡してくれた。注文をとってくれて、食事が出来上がると1皿1皿丁寧に運んでくれた。
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それからスーパーに行った。(私は旅先ではまずスーパーに行くことにしている)物価を把握したり、ローカル品を探したりするにはスーパーマーケットが1番いい。そして楽しいから、大好きだ。洗剤、水、クラッカー(クラッカーをいつも持ち歩いている)、それから甘いものが食べたかったのでアイスを買って、宿へ戻った。
2024.10.31 @Vientiane,Laos
今日はほとんど仕事をしていた。作業におすすめのカフェに行くと「今日はコーヒーマシーンが壊れて、コーヒーメニューが出せないの。」と悲しそうに言われた。お店の雰囲気は100点満点だったけれど、体はコーヒーを欲していたので、ごめんねと謝って後にした。おすすめのカフェを聞くと、歩いてすぐのところにあるカフェを教えてくれた。東京であればおそらく滞在に制限時間を設けられ、列を成し、長い待ち時間ができるのではないかというくらいにおしゃれなカフェだった。
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アイスアメリカーノが確か40,000キープ(約280円)と、相場よりはやや高かったが納得のいく価格帯。貸切状態だったのでオンラインの会議もできて、大満足の時間を過ごした。
陽が落ちてきた頃、宿から歩いて30分ほどの場所にあるパトゥーサイを見に行った。戦争記念碑であるパトゥーサイは正式名称を「アヌサーワリー・パトゥーサイ」と呼ぶようで、ラオ語でアヌサーワリーは「記念碑」パトゥーサイは「勝利の門」という意味だそう。ヴィエンチャンの中で一番大きな通りであるラーンサーン通りをパリのシャンゼリゼ通りに見立てて、凱旋門を参考に建てられたらしい。パリの凱旋門を見たことがないのだけれど、それでもまるで凱旋門だと思うほど、そこはなんとも不思議な空間だった。思いがけず、サンセットの時間と重なってとても素敵な景色を見ることができた。ちなみに建設中に資金繰りがストップしてしまい、今も工事は完全に終わってないのだとか。
乾季に入ったということもあるだろうけれど、タイに比べて空気がカラッとしていて、陽が沈むととても過ごしやすかった。いつかの幼い頃の夏休みの夕方を思い出すような、そんな空気だった。ラーンサーン通りには学校があって、学校終わりの子どもたちが屋台でお菓子を買ったり、たむろしながら迎えを待っていた。次々に家族がバイクで迎えにきて、彼らも帰路についていた。その姿を見ながら、わたしも宿へ戻った。「帰る」ということは尊く、温かく、優しい行為だと思った。
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