笹塚心琴さん著作・読了記念的な何か(2回目)
※下書きに相当寝かせていたので、読了も相当前になりますw
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……はい、文庫本小説3冊と短歌集1冊、無事に読了しました!
→ 笹塚心琴さん
【小説】
『砂時計が止まる瞬間、雨がやんだ』
『箱庭から歌が聞こえる』
『面影橋から淀んだ川を見ている』
【短歌集】
『水玉と花柄』
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小説の方は、『砂時計が止まる瞬間、雨がやんだ』の続編が『箱庭から歌が聞こえる』、登場人物設定は重なっているけど、全然違うのが『面影橋から淀んだ川を見ている』、のようです。
以下、本当に私の思った正直な気持ちなので、お気を悪くされましたら申し訳ないです。
後書きに『作者の体験談を交えた半ドキュメンタリー小説のような~』とあり、そう踏まえて拝読すると、正直「ひぇぇぇぇぇ」です。かなり壮絶です。
特に私のように、ぬるい流れるプールをプカプカ流れて生きて来た人間には(汗)。
私が無知で知らないだけで、実際には現実にあることだろうし、もっと壮絶なこともあるのだと予想は出来ますが、どう言う風に、となれば説明は不可能です。
主人公と、彼が愛する彼女のふたりは、その壮絶さとか、困惑とか、無力感とか、やるせなさとか……私には説明出来ない、想像も及ばないものを知り、共有したからこその、想い合う力とか、惹かれ合う力とか、それでも共に歩いて行こう、と言う気持ちが生まれたのかなぁ……と。
まあ、ホントに想像の域は全く出ないのですけど(苦笑)。
想像以上の何も出て来ないけど、とにかく読み終わって思ったのは、「ああ、良かったなぁ」と言うことです。(結局、それだけかいw)
『終わり良ければ全て良し』と言うには、あまりに途中が壮絶なんだけど、でもせめて「最後は良かったなぁ」としか言えないです、はい( ̄▽ ̄;)
関係ないけど、個人的には主人公のお兄さんがかなり好みのタイプです。 ←
……この辺でやめときますwww
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短歌の方なのですが、全285首。
この中からひとつを選べって難しい……しかも、どれも選び抜かれた言葉をギュギュッと濃縮タイプ。
あ、良く考えたら……考えなくても、別にひとつを無理やり選ばなくてもいいんでしたwww
でも、選ばせてもらっちゃいます(笑)
『君のその優しさはもう才能だ わたくしにだけ発揮しなさい』
鼻につく命令形(笑)──なのに、何かプッと口が笑っちゃいます。
でも、きっと、ホントに優しい人って(ある程度)誰にでも優しくて、そのことにも気づいていての、ちょっと独占欲、ちょっとヤキモチ、みたいな雰囲気があって好きです。
以上、簡単ですが、しかもあんまり感想になってませんが、いつも公言している通り『とにかく感想文、ムリ!』なのでご容赦ください。(得意の逃げ口上)