「推す」時に考える事
「推す」という行為を考える時に、思い出す事がある。
以前、QuizKnockと学ぼうチャンネルで配信された読書会。
課題図書は宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』だった。
この読書会は『読んでいなくても参加OKの読書会』というコンセプトであるため、私は未だに読めていない。興味はあるのだが。
この回で作品の内容も気にはなったのだが、それ以上に興味があった事。
それは『推される側である河村氏が、どのような発言をするか』だった。
河村拓哉氏は、QuizKnockメンバーの中でも独特の感性を持つ人気メンバーだ。
そして私の『推し』である。
この動画の中でもっとも私の中に残っている言葉は
「解釈によって生まれた、自分の脳内推し」
という一言だ。
いくら『大好きだ!推してる!!』と言った所で、我々は推しの何を知っているだろうか?
どれだけ解っているフリをした所で、理解しているのは『脳内に住んでいる、自分の都合の良いように解釈された幻の推し』であり、本当の推しではない。
私は昔から『妄想族』の自覚はある。めちゃくちゃある。
故に、時折とんでもない妄想を繰り広げてしまう事もある。
だからこそ、この推しの言葉をしっかりと刻み付けておきたいのだ。