夢を語る勇気
「もし何でもできるとしたら、あなたは何がしたい?」
女性向けキャリアスクール「SHElikes」のコーチングで言われたことである。
さすがはキャリアスクール。
他の参加者は、やりたいことや目標にしていることを、思い思いに語っていくことに驚いた。
そんな参加者を横目に、ずっと私は、自分の「夢」なるものを上手く言語化できないでいた。
デザイナーになりたい訳でも、ライターになりたい訳でもなかった。
ただ今の仕事を続けていく未来が見えなくて、何かを変えたかっただけの私。
夢と言われたところで、今更何ができるのか。
コーチングに参加する度に、夢を見つけることのできない自分が空っぽのように感じ、気分が落ち込んでしまった。
そして3ヶ月休会を挟み、先月ようやく復帰した。
勉強を進める中で、もう一度「夢」に向き合ってみようと思ったのだ。
◆夢を語ると夢ではなくなる恐怖
夢を語るのは、とても楽しいことだ。
「いつかこんなことができたら、あんなことをしてみたい、こうなったらいいな。」考えるだけでワクワクしてくる。
その高揚感と同じくらい、私は夢に対して「恐怖心」を抱く。
なぜなら夢は、夢であるからこそ楽しいから。
もし、理想を口に出してしまえば、現実とのギャップを感じてしまう。
「これがやりたいけど、スキルがない、お金がない。」
厳しい現実を目にした時、一気に夢というキラキラしたものが、
やらなければいけないことで埋め尽くされてしまうのだ。
「やりたいこと」を叶えるため、沢山の「やらなければいけない」ことを乗り越えないといけない。それでも尚、絶対に叶えたいことなのか。
夢に対する熱意が低いのか、「ああ、これも私の夢じゃないのかも。」と都度諦めてしまっている自分がいた。
夢を語った瞬間、夢じゃなくなる気がして、
私は夢を語る勇気が出なかったのだと思う。
◆完璧な夢を思い描かなくて全然いい
夢に対する考えが変わったのは、つい最近のこと。
休会中に勉強から離れ、大好きなカフェを巡ったり、友達と話をする中で、
やらなければいけない病から脱却したからかもしれない。
夢を叶えるにあたって「やらなければいけない」ものは、そりゃできたほうがいい。けどもしかしたら、やらなくたって、できなくたって、その夢を叶える別の方法があるのかもしれない。
だからやりたいことだけ言ってても全然いい。
全てが完璧な人がいないように、夢だって完璧に思い描かなくてもいい。
語った夢がしっくりこなくなったら、別の夢を語ればいい。
そんな風に今は考えている。
◆夢は学びの原動力。勇気を持って語ってみよう。
さて、私の今の夢は、「日本のいいものを伝えるカフェ」を開くこと。
飲食店で働いた経験はほぼないし、料理だって上手くない。
きっと本当にカフェを開くとなれば、それはそれは大変だと思う。
色々現実を知れば、夢じゃなくなるかも。
今はそれでもいい。
目指すものがあれば、学びのモチベーションになるから。
WEBデザインは、お店のチラシやSNS、HP制作に活かせるかも知れない。
ライティングは、宣伝する時のために文章力を磨いておく。
ブランディングは、コンセプト作りに持ってこい。
私の夢については、別の記事でしっかり言語化をしていく予定。これからは、やりたいことに対して真っ直ぐでありたいと思う。