DREDGE(感想/ネタバレ無)
ジャンル:ADV
プラットフォーム:Steam、Nintendo Switch、PS5/4、Xbox One、XSX/S
発売日:2023年3月31日
開発:Black Salt Games
販売:Team17
評価
5段階評価:4
じっくり遊べる漁業やりくりADV
※以降のSSはプレイ30分未満で見れるものです※
資材管理や資金運用をしながら自分の漁船をカスタマイズし、不気味な海の謎を解いていくアドベンチャーゲーム。
釣り人募集の求人情報のチラシを傍らに、ある灯台付近に船をぶつけてしまう所から物語はスタート。
新しい船を与えられるものの、ローンの返済が義務付けられながら漁での稼ぎが始まります。
船の操作や釣りの方法は至ってシンプル。水面のしぶきが上がっている場所に移動して釣りを開始し、タイミングを合わせてボタンを押すことで釣りの時間を短縮する仕組み。逆に失敗すると一定時間引き上げが止まってしまいます。
船の大きさに見合った"船倉"が存在するため、魚のサイズに合わせてきっちり保管する必要があります。また、この船倉はエンジンや釣具などのパーツと共用なため、その辺の管理もまたさじ加減が必要。
画面上部に時間があるようにゲーム内での時間の流れが存在し、移動中や釣りの最中に時間が経過します。勿論、夜にしか釣れない種類も存在します。
借金を返すため、まずはひたすら釣って売っての繰り返し。
売上の一部をローンとして回収されますが、使える資金は増えていくため、船をどんどん改良して活動しやすくしていく必要があります。
出会う人々の話を聞いていると、運搬や特定の魚を釣ってくることを依頼され、報酬としてお金の他に研究用パーツが貰えることがあり、船に取り付けるパーツを作成することが出来ます。
台詞にあるように、魚は釣ってから時間が経過すると腐りますので注意。
また、ホラー要素もあり、夜になったり長い間睡眠をとっていなかったりしていると、おかしな出来事が発生したり、変な魚が釣れたりします。画面上部に出てくる👁が危険を表しています。
島にある町や波止場などで睡眠を取ることが出来るため、長時間寝ていない場合や夜を回避する際は寝ることも重要。
また、岩礁にぶつけたりして船が故障した場合、エンジンや釣った魚を保存している船倉に穴が空き、既に釣っていた魚を失ったり、パーツが破損すると釣りが出来なくなったりスピード低下が発生するため、修理も必要となる。損傷にも上限があり、損傷しすぎるとゲームオーバーとなる。
※その際は最後のオートセーブ(寄った波止場)からの再スタートが可能。
他にも"網かご"を研究開発すると、海に投げ込んで一定期間立つとかごからカニを捕獲することが出来るようになったり、"漁網"を研究開発して船に取り付けると、航海中に自動的に魚を捕獲出来たりもします。用途によって使い分けが必要になりますが、プレイスタイルは人それぞれ。
こんなシステムなDREAGEの世界、とある人物との出会いをきっかけに物語が進んでいくことになります。
収集家と名乗る人物の依頼を受け、様々な場所に航海していく事になります。果たしてこの人物の目的とは…
まとめ
やることは至ってシンプル故、逆に止め時がわからなくなるゲーム。
船倉が一杯になったけど、既に夜だから寝て夜をやり過ごしたい、けど新鮮なうちに魚は売りたいけど近くに島がないぞ!とか、船を改良したいけど必要な資材はどこで拾ったんだっけ??とさまよい続けたり、クエストのちょっとした謎に頭を悩ませたりetcetc…
後は夜の海の不気味さや、何かが襲ってくるかもしれないという不安でかなりゾワゾワさせられたり、ボリュームも思っていた以上にあり、かなり楽しめました。
以上。