ゲーミングモニター買い替え・使用感想(ソニー INZONE M9 「SDM-U27M90」 vs アイ・オー・データ GigaCrysta 「EX-LDGC252STB-A」)
前置きと選手入場
この記事の投稿者は、普段ゲームの感想文を書いてる自称ヌルゲーマーですが、多くのゲーミングモニターの有識者のような知識や理論は持ち合わせておりません。なので、紹介するモニターが如何に優れているのか解説するのではなく、「これは何となく美しいと思います」といったふわりとした感じの感想文になります。
いやぁ、FF16を絶賛プレイ中なんですが、HDR対応のモニターでやりたくなったんですよね。
前置き終わり。では、モニターの選手紹介。
古いのはスマブラSPのために、当時テレビから買い替えたこれ。
主な特徴
・TNパネル(FullHD、リフレッシュレート75Hz)
・応答速度0.6ms(オーバードライブレベル3設定時)
・内部遅延時間約0.02フレーム(約0.2秒)
・投稿者の購入金額・約2万円
今回買い替えたのは、有識者の評価がよろしくない、PS5版のFF16のために買ったこれ。
主な特徴
・IPSパネル(4K、リフレッシュレート144Hz)
・DisplayHDR600認証、10.7億色表示に対応した映像
・応答速度1ms(高速モード設定時)
・投稿者の購入金額・約6万円(発表当時は約15万円)
ソニーを選んだ理由は、ぶっちゃけ在庫限り品で残ってたから衝動買いしちゃったんだよね。ちょうどこの記事を書くタイミングで、ソニーが新型発表するためか、格安のHDR対応4Kゲーミングモニター並みに安かった。
ちなみに、下のリンク先はソニー自らぶっちゃけたモニター発売後の開発陣インタビュー記事。批判された部分も話してて、私の記事より面白いんじゃなかろうか。きっと、新型にも反映されることでしょう。
紹介終わり。んじゃ、ちゃちゃっといきますか。
さっそく準備・・・え?
配達ドライバーから荷物を受け取・・・ おっも!?
え、今時こんな重いのテレビでもなくなったのに・・・箱重量10Kg?
重いわ!!! びっくりしたわ、ホント。
ほな、開封して土台を取出し・・・おっも!?
て、鉄製やん・・・プラスチックやないんか。そら重いわ。
土台がこれならモニターは・・・かっる!
土台持ったせいか、やけに軽く感じる。罠やろ、これ。まぁ、モニターだけの重さは仕様上アイ・オー・データと変わらないんだけど。
・・・他メーカーの4Kモニターもこんなもん?
モニターと土台をネジで締めてぇ、完成ぃ、ケーブル接続ぅ、設置ぃ・・・。おお、確かに上下にモニターが動くし、前後に傾けられる。それに土台のゴムが効いているのか固定力がハンパねぇ。ただ、後ろにいきすぎたからモニター掴んで前に動かそうとしたら、土台は動かず代わりにモニターが上にすーっと動く・・・土台を掴んで前に出して位置調整、と。
それが終わったら、パソコンからINZONE hubというソフトをダウンロードしてソフトウェアインストール、及びHDRに対応したドライバーのインストール作業を30分ほどで無事完了。NVIDIAってシェア広いんだね。
そして、電源入れてHDR調整中に液晶パネルの真っ白発光で「バルス!」されてワイは「目がぁぁぁ」状態になってマジできつかった。ほんとに眩しかった。警告してほしいくらい凄まじい光だった。暗い部屋でゲームする人は、設定中くらいは部屋を明るくして離れてみてね。
と、なんやかんやあって無事完了したけど、完成品は撮ってません。部屋見えるのが恥ずかしいっす。というわけで、じゃあさっそく。
そうだ、スマブラをしよう!
FF16よりも大事。そもそも初めてゲーミングモニター買う決断した動機がスマブラSP。テレビ → ゲーミングモニターで動かしたスマブラの感動は今も忘れない。とはいえ、オンラインゲームはこれとマリオカート8DXしかやってないです。
で、ソニーと比較。さすがにここはアイ・オー・データに軍配が上がる。応答速度0.6msは伊達じゃない。
ソニーでマリオカートやっても違和感を感じなかったが、コンマ秒で勝敗を分ける格闘ゲームのスマブラだと技の発生が遅れる感覚のズレがあった。応答速度の設定は、アイ・オー・データのオーバードライブレベル1とソニーの超高速モードが良い勝負、かも。
とはいえ、24.5インチ → 27インチと画面が大きくなって見やすいし、何よりソニーの方が色が濃くてびっくりしちゃった。マリオの赤い帽子はより濃厚に、ホムラ&ヒカリを見る目もより濃厚に(私はヒカリ派)、スティーブへの憎さもより一層と濃厚に(台パーーン!!)。
FF16やるでぇ(パチパチ)
ジル嬢&愛犬トルガルと初めてパーティ組んだあたりからソニーのモニターを使用してます。現時点では、新しい隠れ家に引っ越し完了まで進んでいます。
まず一言。本当に美しかった。草木から地面の土や石畳、人物や魔物だけでなく、召喚獣や魔法と、アイ・オー・データのモニターとは何もかもが段違い。ぼやけてたものがスッキリと発色が良くなって、緑色の地面が雑草の見分けがつくほど1本1本がくっきりと見える。相変わらず、太陽の直射日光は「バルス」されて目がツラいけど。
1番感動したのは召喚獣や魔法のエフェクトかな。アイ・オー・データはモヤっとした感じで見にくかったのが、ソニーなら輪郭までよく分かるんですよね。炎の魔法の色味や形に至るまでが美しかった。やっぱり、色の情報量は圧倒的にソニー。間違いない。
決して文字で伝えるのが面倒くさいとかそんなこと、ははは。でも、嘘偽りなくホントにこんな感じの差なんです。信じてー。HDRを再現できないソニーのアプリが悪いねん。他の方法なんて知らん。
暗所が明るく見えるとか、人物や風景がキレイとか、青い空・白い雲の再現性も素晴らしいのですが、エフェクトの芸術性に感動しました。ゲームで動いたらより感動する。
そうそう、PS5版発売からネットでいわれている暗いという部分は、アイ・オー・データだと確かに言われる通り暗所は暗くて見にくいなぁと実感してましたが、ソニーだと問題なくバッチリ見えてました。改めてFF16は、HDRに特化した映像表現だったんだなと感じました。
暗闇の中の洞窟や、夜の明かりのない城の中などなど、とにかくアイ・オー・データと比べて黒の表現の幅に驚きました。まぁ、何よりも見やすいし、暗いところがよぉく見えることの方が1番感動したんだけどね。
そして、暗いところだけでなく、明るいところも要注目。「バルス」するくらいの発光力があるだけあって、白色や光といった明るい色の幅も広いと感じました。
ただ、残像はアイ・オー・データの方が少ない印象。FF16にはモーションブラーをオフにできるオプションがあるから切ったんだけど、それでも残像の少なさはアイ・オー・データが上だと感じました。
まとめ
動はアイ・オー・データ。静はソニー。もうね、良し悪しはどちらにもあるからこうなる。ぶっちゃけ、アイ・オー・データは手放さずにスマブラ専用機もありじゃね、なんて思ってる。
素人には、ただただ美しいとしか思わなかったソニーのINZONE。値段的にも買って良かったです。ソニーべた褒め感想文に見えるでしょうが、比較がしやすかっただけでソニーのモニターでないとダメなわけではないので、仕様や性能が近ければ違うメーカーでも同じ感動を味わえると思います。
ただまぁ、映像美にこだわりがなく、お手頃な値段のモニターでゲームをしたいなら、私の持ってるアイ・オー・データくらいの性能でも充分だと思うので、そこは自分のプレイスタイルや好きなメーカーに合わせよう。
はい、以上です。では、最後にFF16のCERO Dの力の一端を見せてやるか。
・・・まぁ、多分CERO Dの理由はこれではなく、流血等のバイオレンス描写だと思うけどね。