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マーベルスパイダーマン リマスター版 本編2周目 及び DLC 「摩天楼は眠らない」 初クリア感想
PS5のリマスター版にて、PS4版のクリアデータを使って難易度AMAZINGで2周目のクリア、DLC「摩天楼は眠らない」は難易度FRIENDLYで初クリアしました。
私は元々PS4版を持ってて、当時の私は本編クリアから期間が開いた時期にDLCに挑戦したのですが、操作が分からなくなって放置してました。操作の慣らし練習しないと上手く操作できないんですよね、このゲームは。
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そこから約6年越しにスパイダーマン2をプレイしたいがために再開したのですが、諸々の理由により有償でアップグレードしたリマスター版を入手、クリアデータを使ってストーリーを復習し、その後にDLC、そしてマイルズ・モラレスと2をやる、と決めました。
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私のスパイダーマンの知識はアニメ映画の「スパイダーバース」しか持っていないのですが、そんな私でもゲームは楽しめましたし、改めてこのマーベルスパイダーマンのストーリーは私好みで大好きだったなと思いました。
なお、リマスター版はPS5の機能によりHDRに対応した映像体験ができるのですが、そうなるとスマホアプリのPS Appにアップロードされるスクリーンショットは軒並み暗くなるので、アプリを使って私のHDR対応モニターの発色と同じになるよう編集させていただいております。あしからず。
では、感想にいきます。
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なんでリマスター版にしたの?
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実は試しにPS4版をPS4Proでやってみたのですが、とんでもない爆音がしましてね。ヘッドホンを貫通するほどに排気用ファンが荒ぶり、PS4Proが壊れるんじゃないかと心配になるくらい酷い状態。まずここでPS4でするのはやめようと判断。約6年前にプレイしていた時のハード機はノーマルPS4だったのですが、こんな症状出たことなかったのにな。
また、ネットでロード時間の言及があって調べてみるとリマスター版ではかなり短縮されたみたいで、確かにそれは大きな利点になるなと感じたので、そういった事情から思い切ってリマスター版に買い替えました。結果、ここだけでアップグレード代・2,200円の価値がありました。それこそ、頭抱えて笑っちゃうくらい歴然の差でしたね。
ロード時間
— ゆうなぎ@ゲーム垢 (@Yuunagi_Kari982) October 10, 2024
PS4Pro vs PS5 pic.twitter.com/Tz2hyqrang
ちなみに、リマスター版の入手方法は複数あり、
マイルズ・モラレスのアルティメットエディションを買うか、その通常版から有償でアップグレードさせるか、
PS4版のパッケージ版限定のやり方は有償でPS5版へアップグレードさせるか、あとは単品でダウンロード購入になります。私はマイルズ・モラレスの通常版から有償でアップグレードさせました。・・・通常版のパッケージ版を安く手に入れられたから、計算上はこのやり方が安いはずなんだ。これさぁ、購入者の知性が試されるじゃん。
本編(2周目)
6年ぶりの本編ストーリー
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ストーリーはやっぱり好きですね。大好物です。もしかしたら、日本人に馴染みやすい作りになってるのかもしれないな。
かつての私はアメコミヒーロー物は分かりやすい善と悪の対決だと思ってました。そういった印象が覆った最初の作品はクリストファー・ノーランの映画「ダークナイト」。そのおかげで「バットマン アーカムシリーズ」という名作ゲームに出会うことができました。ちょっと話が脱線しましたね。
このマーベルスパイダーマンも良い意味で私の固定観念が覆ったゲームでした。主人公のピーター・パーカーは、ヒーローとしては熟練の域に達しているほどの力を持っているものの、普段は駆け出しの科学者ながら私生活は決して裕福でなく、性格も不器用な一面を持つ一般人なんですよね。
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面白いのはピーター一人の物語でなく、MJことメアリー・ジェーン・ワトソンと、多くの作品でピーターの後継者的な立ち位置を確立しているマイルズ・モラレスの3人の視点が織り交ぜられているところ。3人とも嫌味がなく個性的だからドラマにもメリハリがあった。
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何よりもヴィラン側がとても良い。このゲームにも多くのヴィランが登場しますが、特に本編でキーマンとなるヴィランはピーターの近しい関係の人たちで、何もなければ穏やかな日常の一面が見られただけのはずなのに、如何にして悪へ堕ちたのかが丁寧に描かれているために、ピーターの苦悩もより伝わる人間ドラマとなっている。重めのシリアスなストーリーではあるが、ヒーローとヴィラン共に感情移入しやすい出来だった。
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やっぱりスイングしてるときが1番楽しい
これは例えば、舞空術で自由自在に空を飛ぶとか、箒に乗って空を飛ぶとか、飛行機に乗って空を飛ぶとか、そういった無心で楽しめる唯一無二ものかと思う。
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街中を縦横無尽に飛び回れるし、ビルから落ちても落下ダメージはないし、壁走りしても文句言われないし、まさに自由。永遠にできる、は誇張かもだけど、これだけで時間は潰せるくらい楽しい。
戦闘
難しいとかそういうのではなく、システムはシンプルなんだけど、求められる操作やできることが多くあるなかで、場合によっては10人以上いる敵相手に捌かなければならない忙しなさがあるのが大変なところかな。クリアデータ使ってても、改めてそう感じた。下手とか言わんといてや。
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もちろん、嚙み合えば爽快さは当然ある。敵をウェブシューターで絡めたり、ガジェットを使って敵の行動を一時的に無効化してる間に叩きのめしたり、ステルスモードで静かに敵を倒したりと、楽しいこともたくさんある。ボス戦は特殊な戦闘が多くユニークで楽しかったな。
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結局、ボスより通常の敵が1番強く、一対複数がしんどいという。特に画面外の至近距離からマシンガンやRPGをぶち込まれるときのストレスといったら。標準的な難易度のAMAZINGでそう思っていたのに、まさかDLCがそれを越してくるほどの強化をしてくるとは思わなんだ。
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DLC 「摩天楼は眠らない」
ここからDLC初プレイの感想です。
なお、本編の難易度は6年前から変わらず難易度はAMAZINGでやっていたのですが、DLCは強化された敵がキツくて途中から難易度をFRIENDLYに落とし、一部のやり込み要素は一番易しい難易度のFRIENDLY NEITHBORHOODに変更したりしました。下手とか言わんといてや。
ストーリー
ストーリーとしては癖のある女性たち、ブラックキャットことフェリシア・ハーディ、NY市警のユリコ・ユリ・ワタナベ、雇われ自警団だったシルバー・セーブルの3人を通じて、ヴィランのハンマーヘッドの悪事を追う三部作のストーリー。時系列は本編クリア後となっている。
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ハンマーヘッドの話は分かりやすい王道のヒーロー物なんですが、3人の女性たちにスポットを当てた話はこれまた一癖も二癖もあるストーリーとなっている。3人ともピーターとの関係性や距離感が微妙に違うなかで、DLCでそれらの変化が見られるのも面白い。そのうち1人は、次回作への伏線も兼ねていそうなのが気になるところ。
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また、やり込み要素であるサブイベントやチャレンジ系の中には、3人の女性たちのストーリーを補完するものや、より深掘りした話が展開されたりするので、ストーリーを追っている人は難易度下げてでも極力全部こなす方がより楽しめると感じた。あぁ、でもスクリューボールのはお好きにって感じかも。
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全体的に短いストーリーながら3部作として繋がりのある話になっており、次回作への伏線も兼ねた内容は期待値も上がってとても良かった。ただ、基本的にはピーターが3人の女性に振り回される展開となるので、ここらへんは好みが分かれるかも。ピーターもどちらかといえばなよなよしたやつだし。
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戦闘
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DLCでは敵が立派な装備を引っ提げてくるのですが、ヌルゲーマー的にはとても辛かった。全体的に敵の火力アップ、耐久性アップ、空を飛んでくる、普通に殴るだけでは怯まない敵の増加のために、本編のノリでやると痛い目を見ることは間違いない。
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特に機関銃を携えた大男と、盾持ちの空を飛ぶ特攻野郎はとても面倒だった。これが二人同時に出たら頭抱えて悪態付くレベル。こういったこともあったので、ストーリー以外のやり込み要素は難易度を激アマにしてやりました。早く2をやりたいけど、とりあえずクリアしないと気が済まないもんでプライドは捨てました。
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楽しくないわけではないが、ツラい戦闘が増えた形にはなった。歯応えを求めている人には骨のある戦闘ができるDLCはやりがいがあるかもしれない。
総評
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ストーリーに関しては本編・DLC共に満足度は高いものだった。善と悪のぶつかり合いではあるが、ヴィランにも感情移入してしまうシリアスな人間ドラマが用意されているし、MJとマイルズの視点を交互に見せることでピーターだけでは分からなかったところが見えたりと面白かった。人間味あるキャラが多いんですよね。
戦闘に関してはウェブシューターやガジェットのヴァリエーションが豊富にあるので飽きにくく、それらと近接戦闘が噛み合えば爽快感はあるが、本編終盤あたりやDLCからは敵も強化されてくる。ここからプレイヤーがふるいにかけられている気がするので、私みたいにキツいと感じたら難易度を下げよう。
さて、次はマイルズ・モラレスだ。ところで今知ったけど、作中のピーターは23歳、マイルズは15歳なんだってね。マイルズ、若い!
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