「男性になりたいんじゃないの?」
こんにちは!
急に涼しくなりましたね。
久しぶりの投稿です。
最近、ありがたいことに秋葉優海を表現してくださる方とのご縁が増えまして、改めて僕の性別やジェンダーの感覚をできるだけわかりやすく整理しておく必要があるなと思いました。
そして僕を表現してくださる方々とお話ししていると、ものすごく丁寧に労力をかけて向き合ってくださっているというのをひしひしと感じます。本当に本当にありがたいです。ありがとうございます。
僕はそんな丁寧な優しさに胡座をかいてしまっていないかな、きちんと返せているかなと不安になります。もちろんその場で感謝をお伝えしていますが、きっとこちらが想像している以上に、気を付けて言葉を選んだり、事前に考えてくださっていることに見合った感謝を伝えられているかなと少し不安です。。
それはさておき…
タイトル通り、「男性になりたいんじゃないの?」とよく言われる理由について、僕なりに分析してお話しします!僕は、Xジェンダーでノンバイナリーが一番しっくりくる人間ですが、それなのになぜ“男性になりたい人”と思われてしまうのでしょうか…。それを、僕の持っている性別やジェンダーの感覚を紐解いて解説していきたいと思います!
ということで、今回は、より僕自身の感覚について詳しく書いていきたいと思います。
まずは、色々な性別の観点から。
体の性別は紛れもなく女性です。ニンゲンのメスです。
性自認(いわゆる心の性別)はノンバイナリーです。大まかに捉えると中性でもあります。自分の中にはしっかりと自分の性別について自認しているのですが、言語的な表現に置き換えると少し難しいです。要は、とにかく、とりあえず、男か女かの二択では答えは存在しません。
また、ジェンダーフルイドでもあります。性自認が一定ではなく、揺らぎがあるということです。
表現する性別は、中性というのがベストでしょう。
これらを数直線のように表してみると、こんな感じです。

数直線でわかるように、生まれがニンゲンのメスである僕が中性であるためには、“女性”から離れるために、女性の要素をできるだけ排除していき、男性方向を目指して表現する必要があります。必要があるというより、そちらの方が居心地がいいというだけなのですが。そして、男性を表現したいわけではないため、図のように完全に男性のところまでには行かないです。
僕と正反対の人がいるとしたら、“男性”を持って生まれ、中性になるために、女性方向に移動していく、というふうになるでしょう。
例えるなら、酸性とアルカリ性のphと同じです。酸性にはアルカリ性を混ぜたら中性になるし、反対にアルカリ性に酸性を混ぜたら中性になります。その塩梅も調整できます。そんな感じです。ph6〜8くらいが今の僕の定位置です。性別のゆらぎ次第で多少変わりますが、今はだいたいそこら辺です。
ここで、よくある「男性になりたいんじゃないの?」の誤解の仕組みがわかります!仮にph14のアルカリ性が女性だとすると、ph6〜8にするために、酸性(男性)を足していきます。男性(酸性)の要素を足していくため、男性(酸性)になりたいのではと認識されてしまうのです。また、電車で例えるなら、僕は中性の駅で降りるために、“男性行き”の電車に乗っているので、その電車についてよく知らない人は、あなたは終点の男性になりたい人なんだねと認識してしまうのです。途中停車駅があるのを知らないのです。別に知らないことは悪いことではなくて、シスジェンダーのストレートに生まれたらきっと全く持ち得ない感覚なので、それは当たり前なのです。でもきっとこの説明を聞けばなるほど!と知るきっかけになってくれると思います。
女性らしさは消し去りたい。男性になりたいわけではないが、向かう方向としては男性らしさと同じ方向に進む。それが僕の持っている中性の感覚です。
僕の持っている感覚は、多少伝わったでしょうか。
ほえー、こんな感じなんだとふむふむしてくれたら嬉しいです。
そして、「男性になりたいんじゃないの?」という誤解の仕組みもわかって頂けたら幸いです!
最後まで読んでくださってありがとうございました。
また次回の更新をお楽しみに…!
まだまだこれからも、僕は僕らしく成長し進んでいきます。