奈良屋のプチ官能随筆 「振り向かせてキス」 作/奈良あひる

ホテルに入ったらまず大きな鏡の前に立つ

そして二人で写真を撮る。
これからしますって顔がいい。

思えばメッセージを交わしているときからコトが始まっている気がする。
もうさわりたくてしょうがなかった。さわりたい。

僕「かわいい」
君「うれしい」

さらっていいという了解である。

服の上からさわっていく。
唇が出会う。

=愛とか恋の中略=

コトがが終わり、大きな鏡の前。

僕は裸の君の胸を後ろから抱いてる。夢のような時間だった。
そして、そっと振り向かせてキスをする。

そして、その姿を写真にする。

胸を隠す必要もない関係になったぼくたち。

それでも、服を着る。

また脱がすために。

そして、顔はわかなくしてSNSにアップする。それは、もともとの約束だった。
そのかわりにホテル代は僕持ち。

会いたいと先に言ったのは君の方だった。

おしまい


おしらせ

「田中屋の少年雑記」にも寄稿しています。ぜひよんでみてくださいね。

https://shonenzakki.com/%e9%9d%92%e6%98%a5%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%ad%e3%83%9e%e3%83%b3%e5%b0%8f%e8%aa%ac%e3%80%8c%e5%84%aa%e4%be%9d%e8%8f%af%e3%81%ae%e3%81%bf%e3%82%84%e3%81%92%e8%a9%b1%e3%80%8d%e4%bd%9c-%e5%a5%88%e8%89%af/1838/

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