隣の人が買ったら、自分も欲しくなる。はやりの波に乗りたいもの。-同調性バイアス-
今は、タイムリーに流行が生まれ真っただ中にあります。ゲーム筐体に映画と、youtubeなどの動画配信サービスでは、しきりにレビュー動画で溢れかえっています。そんな中で、私はこう思うようになりました。
「ほかの人が買っていたら、自分も…それが流行を生み、世界を作る。しかし…」
そんな話。
予約をしても手に入らない人も多くいる。
最近は、新型筐体の発売に映画と、流行の流れが目まぐるしく変わってきています。予約も取れずに頭を抱える人や、運よく購入できて自慢をする人など、人々に差が生まれています。
‘格差’と言ってしまえば簡単ですが、大げさですが。実際にそう感じている人もいます。○○〇マウントなど、多くのレビュー動画を見るたびに、マウントを取られているような気分になるという人もいます。
そんな購入時にも予約販売なども開かれましたが、それに当選するのですら苦労した人も存在します。その抽選自体もその人個人の‘運’によるものが多くなっています。そんな中で、買えた買えなかったと、一喜一憂しています。
それが人の購買欲をそそり、大きな流行へと突き進むことになります。そして、購入した人たちのレビュー動画があふれるように出てくることになります。
人の流れが人を呼び、大河となる。
この流行の流れは、荒波のように高くせりあがり、寄せては返していくことになります。そして、また数十年後にまた新たに流行としてまた巡ってくることになります。一時的に流行るうつせみのように、次から次へと消費し、次第に流行が去るとその商品は売れなくなっていくことになります。
これと同じ現象がタピオカなどもソレですね。最初こそ目新しさとそのビジュアルで、流行が訪れました。しかし、このタピオカは数十年前に一度はやってはいます。ただその時はナタデココがあったため、そちらに押される形になっています。
そう考えると、一過性の流行だとしても、数十年単位で見た場合。流れ巡ってまた流行することが分かってきます。現にこのタピオカは一度流行った後、韓国で変化を遂げて新たに、日本で流行したということになります。
そんなタピオカの店も、今では流行が去り閉店している店も多くあります。そのため、久しぶりに…と店に行ったとしても、その店は閉店していたりするのです。まして、関東などの都市圏では、物価も高いうえに家賃も高いために、流行が去るとあっという間に店舗も閉店になります。
また、店に行列ができると、そこが流行の店のように見えてしまうのもこれがあります。それは、心理学的にこのように言われています。‘同調性バイアス’
この同調性バイアスは、周囲の人の流れに、自分もつられてしまうことで、流行が形作られることになります。
流行は‘作る’ことも‘作られる’こともある。
この流行というのは、景気を回復させるものとして、重宝されますがその最小単位はやっぱり人が行動にうつすことで、流行が作られていくことになります。そうすることで、生まれては消えていくことになります。
その中には、メーカーが直接タイアップしたことで、流行を生み出すことも可能です。その流行は人の流れを生み、波及していくことになりますが。その流れも一過性ではあるものの、会社の収益となり規模によっては一つの会社が生まれるほどになります。
世界にはいろいろな流行の形があり、うつせみのように寄せては返していくことになります。それを追いかけ、日々。新しいものを買い続けるのもいいでしょう。流行の最先端を行き、胸を張れるかもしれません。
ファッションリーダーを否定するわけではありませんが、それを仕事にしている人もたくさんいることでしょう。しかし、私の中では一つ気になることがあります。それがこれです。
‘あなた自身がしたいこと’
自分が望んですることであれば、長続きもしますし、自然体でいられることでしょう。しかし、流行して‘しまった’となった場合。自分の‘好き’とはかけ離れてしまうために、心の中で葛藤が生まれてしまうのです。
本来の自分の‘好き’と流行が生まれて、ユーザーが‘好き’であるということの違いが、まわたで首を絞めるように、あっという間に生きにくくしていきます。そこに気が付けたのであれば、もう。流行を追いかけるのは性に合っていないのかもしれません。
自分が不安定にならないように、流行を程よく取り入れていければ、一番いいのかもしれませんね。