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いつのは予定日まで数か月となり、いよいよおなかも大きくなり寝返りすらつらくなっていた。…
いつのといつきの同棲が始まって数か月。 いつののおなかは、日増しに大きくなり、臨月ま…
「あぁ。これは、確定でデキてますね。いつの様。やっちゃったんですね……」 両手で顔を覆…
いつきといつのの交際は、秘密にはなっていたものの、ちらほらと噂が立つようになっていた。…
母の姿を追いかけ、禁忌に触れ続けたいつのは、ついにいつきと両想いになることができた。そ…
いつのはキョロキョロと周囲を確認しながら歩いていた。というのも、ミスコンで優勝したいつ…
いつのの衝撃から数日。 『あれは……夢?』 月が上がる夜空に、うっすらといつのにピンと立った、綺麗な狐耳と手入れの行き届いた狐のしっぽが見えた気がしたいつき…… 自分の部屋で、空を眺めながらそんなことを思い出していたいつきは、うとうとと夢見心地になる。 瞼に浮かぶのは、ほほを染めたいつのの表情と立派な狐耳と尻尾。妖狐がいるとは聞いていたいつきだったが、こんな身近にいるもんなのか?と疑問に思ってしまう…… そして、ふとカレンダーに目をやると、明日の日付に印がつけら
季節は真夏の暑い時期を過ぎ、秋の夜長を迎えようとしていた。 夏場には、ミスコンも開か…
高校への通学途中、本来ならやよいと一緒に登校するいつのだったが、この日は違っていた。や…
高校への通学途中、いつのは山の中を駆け抜けていた。 それは、風のように颯爽と木の間を…
これは、いつきが高校三年。卒業まで一年を切り、進路に迷っていたころのお話。 いつきは…
夏の長雨も終わり、縁側にたたずむ紅羽《あかばね》いつきは、若いころに発症した病魔に襲わ…