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月経過多で鉄欠乏性貧血の筆者がミレーナを子宮に入れてQOLが爆上がりした話②

1、ミレーナとは

ミレーナ52mgは、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システム(IUS: Intrauterine System)です。低用量経口避妊薬(OC)の避妊効果と、子宮内避妊用具(IUD)の長期の避妊が可能であるという特徴を持っています。また、過多月経の治療薬として国内外のガイドラインですすめられています。現在では世界約130カ国で、延べ約3,900万人の女性が使用しています。
                  ーバイエル薬品公式サイトより引用

子宮の中に入れるリングの一種だそうです。黄体ホルモンの薬が入っており、少しずつ染み出して子宮内に作用し、子宮内膜を薄くしてくれる効果があり、月経過多の改善をするという説明を受けました。

今回は、月経困難症に伴う治療法の一つ「ミレーナ」を実際に着用している筆者が、ミレーナ装着から体の変化や経過等を折に触れてレポートして行こうと思います。
月経過多や月経痛などで治療法としてミレーナを検討している方の参考の一つになれば幸いです。

2、ミレーナ処置の費用

筆者の場合、ミレーナ装着前の内診や問診で約3,000円ほど、実際に処置してもらった日は11,000円支払いました。

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実際の領収書です。

月経困難症として保険が適用され、約1万円ほどで処置することが出来ました。ありがたいですね。

3、ミレーナ装着時のこと

ミレーナは約3センチほどの大きさで、子宮口を通して直接子宮の中に器具を挿入します。

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子宮口は通常硬く閉じられているため、出産経験の無い方の場合挿入時に苦痛を伴うことが多いらしいので、出産経験の無い方でも対応されている病院で相談されることをお勧めします。

未産婦でもミレーナの相談に乗ってくれる医療機関の参考記事もありますので、ご紹介いたします。

では、経産婦なら大丈夫なの?と思われると思いますが、正直筆者がSNSを通じて周りの意見を聞いていると、苦痛度合いは個人差が大きいと言えると思います。

全然痛みを感じなかったと言う人もいれば、子宮体癌検診のように激痛だった、という方もいます。痛みに不安な場合、処置前に先生に相談しておくほうが良いかなと思いました。

4、ミレーナ装着処置の流れー筆者の場合ー

では、装着当日の流れの一例として、筆者の体験を紹介します。

①生理6日目に出向く

病院でタイミングは指示してもらえると思いますが、排卵前に装着しないといけないので、生理開始後~排卵前に産婦人科へ向かいます。

②問診

ミレーナについての説明を聞きます。

③内診室へ

内診台にあがり、内診やエコーなどで事前のチェックをされます。

④子宮口を広げる処置

恐らくラミナリアなどの、子宮口を広げるための器具を入れられました。挿入時に少しだけ痛みと違和感はありました。そのまま、10分ほど内診台の上で放置されます(笑)。

⑤ミレーナ挿入

ラミナリアを抜かれたら、いよいよ装着。筆者の場合、迷いのない動きで一発で挿入されたため、④の処置ほど痛みを感じずに装着完了。

⑥エコーで装着位置を確認

正しい位置に装着されているのを確認したら、処置完了です。


挿入した日は、一日中生理痛のように下腹部がドーンと重い痛みを感じていました。

痛みは日を追うごとに徐々に慣れて行き、気にならなくなると思います。

5、ミレーナ装着後の生理は?不正出血は?

医師の説明では、一か月ほどは不正出血が続くけどそれは問題ない、ということでした。一か月後に一度検診を受けることになっていたので、異常や不安があればそこで相談することが出来ます。

筆者の場合、結果的に不正出血は半年近く続きました。無くなったかな・・・と思うとまた薄っすらと出血、茶色のオリモノが出るなど、スッキリ止血するまで半年以上かかり、かなりモヤモヤ悶々とする日が続いたのを覚えています。

もちろん、産婦人科でも相談しましたが、不正出血に関しては個人差があるため、大量の出血(ミレーナ脱出の可能性がある)等が無ければ様子見して欲しいとのことでした。

しかし、半年を過ぎ、不正出血が収まると、月経量がとんでもなく減り、とても快適になりました。

私の場合、元々が月経過多だったせいか完全に月経が消失するほどの効果はなく、毎月少量の経血はありますが、オリモノシートで過ごせるレベルの出血量になり、旅行や子供とのお風呂の時に出血で困ることもなくなり、大変快適に過ごしています。

ミレーナ装着したら、QOL爆上がり!妊娠を望まない期間は、ピルと共に月経コントロールの手段の一つとして検討材料にしてみてください。


猫村ゆっきー


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