「生命の樹」のワーク
「生命の樹」をご存知ですか?
旧約聖書にも登場する「カバラ」。
カバラとは、ヘブライ語で、ユダヤ教の密教的部分,口から耳に直接伝授された,師資相承の〈口伝〉もしくは〈伝統〉を意味しています。
「生命の樹」のことも、そのカバラに記されています。
ライダース版タロットの大アルカナ「6.恋人たち」のカード、アダムとイブが食べた「知恵の実」の木と並んで描かれているのが「生命の樹」です。
生命の樹に関しては、過去、色々と学んだ経緯があったので、ワークにトライしてみました。
今回トライしたのは、上記の本に沿った「イエソド」のワーク。
「イエソド」とは、ヘブライ語で「基礎」を意味する言葉。
木も、土台なくしては実や花を咲かせることはできません。
人間も同じ。安心、安全な環境がなくては、夢や目標を達成することはできません。
そういう意味で、この「イエソド」のワークは大きな意味を持っているのです。
私自身、このワークで気づいたことは、「優等生でなければいけない」そのためには、わがままを言ってはいけない。という「思い込み」でした。
私の中の「劣等生」「わがまま」な部分を、随分と抑圧してきました。
安心、安全な環境に整え、夢や目標に辿りつくためには、過去に封印したこの「シャドー(ユング心理学)」を認め、受け入れていく必要があります。
自分の「シャドー」を受け入れ、アファメーションを作ります。
「私は、私の中の劣等生な部分も、自分の一部として受け入れ、愛します。」
「私は私の中のわがままな部分も、自分の一部として受け入れ、愛します。」
目を閉じて、両手をおへその下の辺りに添えて、深呼吸しながらそのアファメーションを3回唱えます。
心の中が温かくなって、安心や喜びの感覚が湧いてきます。
バレないように、必死に隠してきた「シャドー」が明るみに出たことで、とても楽になった感覚もありました。完璧じゃない自分、ひねくれた自分も、悪くないなあ、なんて。
このワークを繰り返していくと、次第に自分のイエソドは「どんな性質も受け入れることができる」という自信をつけるようになります。
「どんな自分も愛せる」「自分に無条件の愛を与えられる」という自信。
この自信こそが「心の安全地帯」の正体です。
また、気に障る人や場面が減っていく、心の器の許容量が広がっていくのも、イエソドのワークの効果の一つです。 by 生命の樹のワークブックより
あなたの封印している「シャドー」はどんなことですか?
思い切って明るみにして、1歩前に進んでみませんか?