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喜びと不安〜9日目〜

仕事が終わり妻からラインが。
「○○ちゃん、熱でた」
最近、お腹の調子が悪かったり、朝も微熱が続いていた。
仕方ないよな。頑張ったね。
夕飯の材料とゼリーを買って急いで帰る。

扉を開けた途端、
「パパ〜、パパだ~」いつもの1.3倍増しのテンションで目をパチクリさせた、お風呂上がりの半裸の子どもがひょっこり目に入る。
大体、熱が出るときはテンションがハイになるか、不機嫌になる。
妻へ大丈夫か聞くと「38,6℃」
キツい中、よく頑張ったね。

急いでご飯の用意。
するとハイだったのが甘えん坊モードへ抱っこを御所望。
食事中も私と妻の膝の上を行ったり来たり。
食欲がないけど、側にいたいのかな?
そんな子どもが愛おしくなる。

妻が入浴中、子どもと2人きり。
いつものアンパンマンも今日はお休み。
久しぶりに静かな夜。
「絵本読もっか?」
膝の上で小さく頷く。
いつもよりも優しく、ゆっくりと。
全身の熱と背中の膨らみから呼吸の荒さが直で伝わってくる。
もう寝かせてあげたい。

久しぶりに抱っこしながらの寝かしつけ。
あの頃と体重は倍以上。
テーブルに頭をぶつけるようになった。
自分で気持ちを伝えられるようになった。
簡単な会話もできる。

なんとなく、口ずさむ。
寝かしつけに苦戦していた赤ん坊の頃、いろんな童謡を子どもの名前をいれて替え歌にしてた。
あの頃は言葉も分からない中、こちらから何か伝えたい何か出来ることがないかと思って自然と湧いてきたものだった。

子育てってこういうことかな?
まだ答えは分からないけど、これからも自然と湧いてきた感情のまま行動に変えていきたい。

追伸…
寝心地は悪かったろう。
ママじゃなくてゴメンよ。

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