【嗜好音楽 #1】GLAYの「Christmas Ring」を語りたい
僕、音楽が好きです。
そこで、「嗜好音楽」と題して愛する楽曲たちへの思いの丈をつらつらと綴っていこうと思います。
日々たくさんの音楽を聞いている僕ですが、中でもGLAYというバンドに約24年ゾッコンです。音楽沼にハマっていく大きなきっかけとなったバンドです。
そんなGLAYの楽曲の中から一曲、思いの丈を綴ります。
GLAY / Christmas Ring
この曲、タイトルこそクリスマス仕様ですが、実態は全く異なります。
皆さんは、クリスマスという言葉から何を連想しますか?
・サンタクロース
・子どもたちへのプレゼント
・キラキラしたネオン
・恋人同士で過ごす聖なる夜
・明石家サンタ録画しなきゃ
ですよね。そうですよね。
基本的には幸せだったり楽しかったり、ネガティブな要素はなかなか入ってこないですよね?
でも、この曲は違うんです。
一応恋愛を歌っているのですが、明るいラブソングとは程遠く、かと言って失恋ソングと言うわけでもないんです。
この楽曲は、こんなフレーズから始まります。
12月は人がせわしなく とても嫌い
ネオンライトが 網膜にはりついて
なんと、タイトルにクリスマスと入れておきながらいきなり12月が嫌いと囁き出すのです。
こんな歌詞、かつてあったでしょうか?
クリスマスを題材にした歌として、B'zの「いつかのメリークリスマス」という楽曲があります。
この曲も明るいラブソングではありません。
一言でいうととにかく「切ない」。
かつて恋人と過ごしたクリスマスを、今は一人で過ごしている。
そんな情景を歌った歌です。
では、GLAYの「Christmas Ring」はどうでしょうか?
「切ない」? いいえ。
「悲しい」? これもピンときません。
この曲は、「無」なんです。
「いつかのメリークリスマス」と違い、きっとこの歌の主人公は恋人とクリスマスを過ごしているんです。
けれども、そこには温かい愛の気配はなく、2人でいるはずなのに孤独と孤独しかないんです。
12月が嫌いと囁やき、サビではこんなことを歌っています。
今年も雪の無い年の瀬
手を繋いだら夜が明けるね
去年と同じ気持ちでいる
瞳(め)を閉じたら消えそうなあなたは
「それゆえに愛が深まる」と抱き合いながら
うわの空
どうでしょう。
一年以上恋人同士でありながら、今は抱き合いながらも、うわの空。
抱き合いながら、恋人は主人公の肩の向こうに違う誰かを浮かべているのでしょうか?
僕はそうではないと思います。
ここからは僕の勝手な想像ですが、この恋人は元々孤独な人なのではないでしょうか。
それゆえに、あなたといる時間は孤独だけど、あなたと離れても違う孤独に戻るだけだから、「愛が深まる」と自分と主人公に言い聞かせてるのではないでしょうか。
冷めた繋がりでも、かつての孤独に帰りたくない。
そんな思いが見えるような気がします。
GLAYは知名度も高いので、今更僕がおすすめしたりする必要も無いのですが、本当に素晴らしい、胸に突き刺さる楽曲なので、まだ聴いたことのない方は是非聴いてみていただきたいです。
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あれ、なんか書こうとしてたことと全然違う方向に行ってしまいました。
とにかく、GLAYの「Christmas Ring」という楽曲がいかにすごい曲か、少しでも伝わればと思います。
まだアレンジとかについても書きたいことがあるので、またこの楽曲について書くかもしれないです。
では、御機嫌よう。
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