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独りよがりではなく、チームに貢献するということ

大学生のころ、ゼミの研究に気合を入れすぎていたわたしは、グループで進めるものにも関わらず自分がかなりの負荷を被ってまで良い成果を出そうとした。

無事発表も終わったのだが、ゼミの教授に「独りよがりにならないように。」と言われてしまったことがある。

実際はいろんなアドバイスをいただいた中での一文だったのだけれど、この言葉にドキッとした。急所を鋭く刺された気がしたのだ。



人に配分するより自分でやった方が早いし、人に任せて8割くらいの出来で終わるなら自分が納得するまで関与して10割にした方がいいじゃないか。
と思っていた。

ただ、グループで行う研究はわたしが一人の視点で自分が10割だと思い込んでいるラインに持っていくよりも、いろんな視点で意見を交換しあいながら進めることに意味があった。

当時のわたしは気持ちも行動も全て「独りよがり」になってしまっていたのだ。


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青森山田高校サッカー部の松木玖生選手を敬愛している。

二年前の高校サッカー選手権の全国大会、1年生だった彼はすでにチームのエースを担っていた。
名門の1年生エースということもありすでに注目されていながら、物怖じせずガンガン攻める姿は惚れ惚れした。



時はすぎて、彼も3年生。今はキャプテンマークをつけ、ますます名門・青森山田を引っ張る存在となっていた。

青森県予選の決勝。(TVerでフルもダイジェストも観られる。すごい。)松木キャプテンのオーラは画面越しにもわかるほどのものだった。

さらに目を見張ったのはチームに対する、キャプテンとしての姿勢だ。


自分が積極的にボールを奪い得点していた今までとは違い、一歩引いてチームメイトを活かすこととに徹していた。

解説は「自分が自分が…だった松木は大人になった」などのように言っていたが、今までも下級生とは思えないほどのチームの勝利に対する重い責任感のもと得点しに行っていたのだと、ファンとしては言っておきたい。


「個人としては一番チームに貢献したいです。個人的に狙いたいことはないです。ただ、チームの優勝に一番貢献できればいいかなと思います」
日本一への意志に、迷いなし。青森山田MF松木玖生は“一戦必勝”を貫き通す

松木キャプテンは言う。


彼は全国大会でも自分のプレー・個人技をアピールするために時間を使ったりはしていない印象だ。チームの勝利のために、着実に相手の嫌がるところを突いている。

一点欲しい時間帯には自ら動いて得点をしに出ていく。しかも冷静に。
フィールドの監督とも言われるほどのその推進力には、今年もさらに驚かされている。



年末、第100回 高校サッカー選手権大会が開幕した。今年は有観客での開催!ありがとう、ありがとう。

12/28 開幕戦 関東第一高校
12/29 一回戦 尚志高校

青森山田高校は初戦、2回戦と勝利を収めベスト8に進出した。準々決勝はいよいよ二年越しに松木玖生選手を観に行く予定だ。(1/3現在)
ちなみに準決勝・決勝もチケットを取ってある。笑



青森山田高校と、松木玖生選手の優勝を心待ちにしている。



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