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ASD+ADHDの私の特性

ASDとADHDを併発している発達障害当事者の結城凛と申します。

ASDとADHDを併発している方の特性は本当に多種多様です。今日は私の特性をできる限り詳しく書いていこうと思います。



私の特性(ASD部分)

・視覚優位
目で見たものを記憶したり理解するのは得意だが、口頭指示がとにかく苦手。3つ以上のことを言われると絶対何かの指示抜けがち。そのため電話対応もめちゃくちゃ苦手。

・環境の変化が苦手
環境が変わるとストレスで体調を崩しやすくなります。

・雑談が苦手
本音と建前を使い分けることが難しく自分自身で失言をしてしまったり、相手の冗談が理解出来なかったりします。

・空気は読める
ASDは空気が読めないと言われがちですが、空気は読めます。ただ空気を読むのに相当な力を使うので、雑談終了後は疲労困憊です。

・白黒思考
最近はやや改善してきましたが、今でも「あの人はこう思っているに違いない」と考えがち。そして自分を追い詰めがち。

・言葉選びが独特で誤解されやすい
言葉は少し違うだけで相手の受け取るニュアンスが変わってきたりしますよね。その言葉選びを間違えて嫌味や皮肉に聞こえてしまったり、上から目線に聞こえてしまったりします。
なので人に何かを教えるときなどはめちゃくちゃ気を遣うし、頭の中で何度もシュミレーションします。

・気持ちの切り替えが苦手
特に失敗をすると過度に引きずります。そして更なる失敗を重ねる傾向あり。最悪。

・完璧主義
自分の中の理想像があって、それに達するまでやりたくなる。たとえ人に評価をされても自分が納得いってなければ自己評価は底辺。

・マルチタスクが苦手
マルチタスクをすると何かが抜けたり、場合によってはパニックになります。しかし現代の社会はマルチタスクが出来ないと詰む傾向がある気がしますが…。



私の特性(ADHD部分)

・衝動的な言動・行動に出やすい
ASDの心配症で慎重な特性が優位になっているときは良いのですが、たまにADHDの特性が優位なって突発的な言動・行動をしてしまいます。そしてその後自己嫌悪…。

・不注意(ブレインフォグ)
頭の中にモヤがかかった状態になって物事を深く考えられず、その結果ミスをします。ブレインフォグはコロナの後遺症として知られていますが、実はADHDの症状の1つでもあったりします。

・注意散漫
人と話していても何かに気を取られがち。例えばBGMだったり、変わった格好をした方だったり…。目の前の人に集中しないと!と思えば思うほど関係ない事柄に思考を引っ張られます。

・頭の中が忙しい
脳内多動というやつです。色々な考え事を巡らせるため、良く言えば退屈しない。弊害は注意散漫・不注意の元になる、不眠症になりやすい等。

・感情が不安定
とにかく気分に波がある。普通の人にももちろんあるが、私はその波がジェットコースター。躁状態・平常・鬱状態という感じで人格が3人いるのでは?と思うほど状態によって考え方や行動が異なる。周りの人を振り回しがちだし、自分も振り回されがち。

・過集中
好きなものや興味のある分野にはとことん追求する。食べることも寝ることも休むことも忘れて…。その結果のちに体調を崩す。適度に頑張るが出来ない。


よくこんな特性で今まで生きてきたなと思います😅そりゃ疲れるわ…。

学生のときはそこまで大変と思わなかったんですけどね。社会人になってからですかね、辛いと思い始めたのは。

学生時代の私

そもそも私が学生のときは"発達障害"という言葉自体がメジャーではなかったのですが。そこまで苦しくなかった理由として

・天然キャラだった
発達障害あるある?(笑)突拍子のない言動や行動を笑ってくれたり面白がってくれた友人がいた。

・丸暗記はわりと得意
視覚優位の特性のおかげかノートに板書するとある程度の暗記は可能だった。そのため暗記で何とかなる教科は自分の中でそんなに頑張らなくても良い点数が取れていた。

・友人に恵まれていた
信頼できる友達がいると発達障害の特性は出にくいです。社会人になるとなかなか難しいですよね。特に年齢を重ねれば重ねるほど。お互いライフステージの変化だったりで転職・退職したりして気の合う友達や同僚がどんどんいなくなる😭

・人の真似が得意
口頭指示が苦手なのですが、上手く出来ている子の真似をしてなんとか集団行動についていけていました。真似する子が出来てないと一緒に怒られることもありましたが…😅💦


もちろん学生時代も辛い出来事は沢山ありましたが、心療内科に通うほどでは無かったというか…。

社会人になるとより高度なコミュニケーションが求められたりしますからね。


次回は知能検査(WAIS-Ⅳ)の結果から見る私の傾向です。


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