知能検査からみる私の特性
ASDとADHDを併発している発達障害当事者の結城凛と申します。
この間心療内科の先生からの勧めで知能検査(WAIS-Ⅳ )を受けました。
知能検査の説明は引用からご覧ください。
その上で私の結果と傾向を考察していきます。
知能検査とは?
知能検査を受けるメリット
WAIS-Ⅳ とは?
私の結果
総IQ 99
言語理解80
知覚推理98
ワーキングメモリー99
処理速度120
平均は100なので総IQだけみれば、ほぼ平均値人間です。ただ言語理解と処理速度の差がかなり大きいです。これはどういうことなのか?詳しく見ていきます。
結果の考察
・言語理解
その名の通り語彙や言葉で説明したり理解する力を測る指標です。
これが低いということは言葉の意味を正確に捉えられず使用している可能性があり、相手に伝えたいことと実際に伝わっていることの相違がある、つまり誤解されて伝わっている可能性があるということ。これ、本当によくある!!状況説明や自分の気持ちを伝えるのも苦手だし。
苦手なのは分かっていたけど数値で出るとより凹む(笑)
・知覚推理
目で見た情報を踏まえて論理的に物事を考える力を測る指標です。
これはほぼ平均値。口頭指示が苦手なので、やっぱりメモやメールなどのやり取りの方が私の頭には入りやすいのかな?と思ったり。
・ワーキングメモリー
耳から入った情報を短時間記憶にとどめたり、その情報を頭の中で整理しながら考える力を測る指標です。
私絶対ワーキングメモリーが低いと思っていました。だって口頭指示で3つ以上言われると絶対どれか抜けるし。でもワーキングメモリーは人並みだった…。じゃあ言語理解が悪いせい?記憶力に問題があるんじゃなくてそもそも正しくインプット出来ない問題?
・処理速度
“速さを合わせる、調整する力”あるいは“慣れている作業を素早く行う力”の指標です。
工場などの単純作業を素早く行うことができます。しかし私はADHDの特性から単純作業が続くとミスを連発するという残念な人間です😢
では私に長所はないのか?と思って処理速度に関してもっと調べてみました。
これ…、まさに私やないかい!!!
そうなんです。私は人生でずっとトライアンドエラーを繰り返して軌道修正してきました。
(定型発達の方はエラーしなくても理解できることまでエラーしていましたが)
あと処理速度が高いと周りを見て真似をするのも得意みたいですね。これも納得です。だって私は学生時代先生の指示は理解出来ないけど、周りの子たちの真似をして何とか集団行動についていけていたわけですし。
ただ学生の頃はトライアンドエラーが許されても年齢を重ねるごとにエラーが出来なくなりますよね。
暗黙の了解も年齢やライフステージによって変化していきます。
ご近所さんやママ友など希薄な人間関係の場合、たった一言の失言が命取りに成りかねない。
友達だったらある程度の失言は許してもらえたし、注意もしてくれた。
でも友達ではない人たちに失言をしてしまったら何も言わずに離れていくだけ。
そう思うと失敗が怖くて人と話すことが怖くなってしまいました。
そして段々と鬱状態になりました。
鬱状態の私は被害妄想も酷いし、何もかもマイナス思考で自己評価も底辺です。
そうなると発達障害の特性はより強く出ます。
その結果不眠症と気分障害になりました。
今は投薬で落ち着いていますが、それについてはまた後々書いていこうと思います。
このように知能検査によってより自己分析をすることで自分の特性を他者に説明しやすくなります。
私の場合自分の短所は分かっていましたが、長所は知能検査を受けないと意識出来なかったので受けて良かったです。
因みに料金は2万弱だったかな。
時間も3時間くらいかかったような…。
(早く課題が出来れば検査時間も短くなるのかもしれませんが😅)
もし知能検査を受けることを考えている方がいたら参考にしてみてください🎵