ロンドンの思い出 その3 ハイドパークの空とワンタンヌードル
「大丈夫ですか」
声をかけてくれた女性はそのB&Bの長期滞在者で、その時間たまたま部屋にいたところを、受付のスタッフさんが泣きじゃくる私を見るに見かねて、連れてきてくれた。
数時間ぶりに聞く日本語は、それまでの私をがんじがらめにしていた緊張感から、ふぁーっと解放してくれるようだった。
今更ながら・・・英会話もろくすっぽ出来ず、なんとかなるなんて無計画で無謀な行動をしてしまった自分を、心の底から恥じて後悔した。ヨーロッパに行きたい、気ままな旅がしたい、それまでの自分を恥じた。