
面前DV?面前セクハラ?
虐待サバイバーのゆうかです。
私が受けた虐待は、実父からで様々な種類の虐待がありましたが、子供だった私が、絶対に見たくなかったものを見せられた記憶があります。
それは、お正月などの親戚の集まりの時のことでした。
父は母の姉のひとりをとても気に入っていました。たぶん大好きでした。
父はその人の前では、明らかにニヤニヤ話しかけ、母の前でも明らかに好意を態度に出していました。ボディタッチがすごく多かったことも、見ていてとても不快でした。
私はまだ小学生でした。しかもかなり奥手だった私は、男女関係については何も知らない状態でした。
けれど、父の母の姉を見る目には、何か異様なものを感じていました。今思うと、2人の間に何かあったのではないとさえ感じます。
もちろん、あくまでも子供だった私の感覚なので、事実がどうなのかはわかりません。
ただ、私はとても不快に思いましたし、母の気持ちを思うと、とてもとても不安でたまりませんでした。
父のそんな姿を見たくありませんでした。
さらに、まだあるのです。
父の兄のひとりは、母を気に入っていました。
ある時、その父の兄が、相当酔っぱらった状態で、私の母に抱きついたんです。かなりガッツリとです。まるでキスする勢いでした。
母は「やめてください!」と伝えていたと思いますが、へらへら笑っていました。
けれど、子供だった私でも母が、本当は笑っていないことはわかりました。ことを荒立てないように、冗談かのように受け止めてるふりをしていたんだと思います。
その時、父を見ると、父もすでに相当酔っぱらっていましたので、それを止めようとしつつも、ヘラヘラしていました。
私は、父が母を力ずくで守ってくれると信じていたので、衝撃の光景でした。
そんな父と母の姿は見たくなかったです。
私が近くにいることに気づいていなかったのかもしれません。
凍りついた私は、その場から逃げるとこもできずに、おもいっきり見つめながら、「これは見ちゃいけないない」と、心で叫んでいました。
大人の事情は知りませんが、少なくとも子供の前でとる行動ではないのではないのではないか、と思います。
あんな父と母は決して見たくなかったです。今でも脳裏に焼き付いていて忘れられません。
これはきっと、面前DVのひとつなんじゃないかなと、私は思っています。