#01 Khimaira Part 2 ~ 堀尾さん紹介 ~
皆さんこんにちは。
今回の記事では、藍染師 堀尾早敏さんの Khimaira にかける思いを紹介します。
Khimaira のインスタグラム👇
https://www.instagram.com/khimaira34/
堀尾さんの工房で体験した藍染体験記はこちらから👇
https://note.com/yuuka_microbe/n/n9e3596f0267c
藍染作家としての堀尾さん
▶︎堀尾さん受賞歴
『循環』「第76回 現展 (現代美術家協会主催) 」入選, 2020
『二卵』「第27回 放美展」美術工芸優秀賞 受賞, 2020
▶︎堀尾さん出展情報
SANUKI ReMIX2 香川県の伝統工芸「保多織 (ぼたおり) 」とコラボしたウエアを展示されます✨
日時:11/3 (木)~6日(日)
場所:香川県高松市玉藻町2-1 史跡高松城跡 玉藻公園
イベント概要:香川県の伝統工芸や地場産業を支える職人と日本を代表するアーティストとの共創による展示博覧会
堀尾さんと藍染の出会い
高専卒業後、堀尾さんは東京都内で電気工事士として働いていました。
ファッションが好きでアパレルショップを巡っていたところ、藍染の服が目に留まりました。当時は高くて買うことができず、買えないのであれば自分で作ってしまおうと藍染を体験。
体験して直感的に
と感じたそうです。
それから、徳島で藍染の修行に励む日々が始まりました。当時24歳。タデアイの栽培からすくも作り (藍師)、藍液での染色 (染師) を3年かけて学び、27歳の時に地元の津田町で独立。現在工房を営んでいる場所は、かつてエビの加工場だったそうです。
コロナ禍で立ち上げた自ブランド
元々、Khimaira では OEM (Original Equipment Manufacturing : 他者ブランドの製品を製造すること) も受注していて、飲食店の衣類や暖簾などを製造していました。しかし、コロナになって全く依頼がなくなってしまい、その時に、自分の事業の脆さを痛感し、かねてからの夢であった自身のブランドのお仕事に力を入れ始めたそうです。
幸運にも、友人のお母さまが腕のいい織子で、コロナの影響で仕事を退職していただめ、スカウトしたそうです。(お散歩中に)
ブランドコンセプトは
と、デザイン重視とのこと。
藍染を学ぶ中で、”藍染だから” とデザイン性は度外視されて製品が売れる様子を目の当たりにし衝撃を受けたことが、ブランドコンセプトの原点だと語ってくださいました。
藍染ブランド Khimaira が目指す先
将来について尋ねると、これから少しずつブランドの規模を大きくし、スタッフも増やしたい、とのこと。
来年か再来年には都内でポップアップショップを開く計画を立てていると伺い、私は都内で堀尾さんの作品に会えることが今から楽しみです。
お話を伺っていると、徳島県発の世界的藍染ブランド BUAISO のように Khimaira も世界を目指しているとのことでした。
「目指すはパリコレですか?」と尋ねると
と、即答。
と、あくまでもカッコよさ重視の姿勢は変えない、強い思いが滲み出ます。
また、地元を盛り上げる活動にも積極的に参加され、2022/11/3(木)~6(日)に玉藻公園内「披雲閣」で開催される展示博覧会「SANUKI ReMIX」で著名アーティストとコラボし、香川の伝統繊維「保多織」を使ったウエアを制作されるそうです。
SANUKI ReMIX公式サイトはこちらから🔎
s-remix.jp
インタビューを終え、工房を去る時に、坂出に向かうことを伝えると、「ちょうどSANUKI ReMIXの打ち合わせがあるから」と車で送ってくださいました。
お仕事でお忙しい中、目の前のお客様に対する気遣いを忘れない、堀尾さんのやさしさに心があたたまりました。
文責:むーみん
https://note.com/ym_se_chal/
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