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noteはスライドショーで写真もイラストも魅せられる!
こんにちは、遊花です。今回は、noteの埋め込み機能に対応した3つのスライド表示サービスをご紹介します。
最近、生成AIサービスの登場により、PowerPointなどで作るスライドが誰でも簡単に作成できるようになりました。マークアップ言語と生成AIの精度向上が大きな理由ですが、これによりスライド作成AIサービスも続々登場し、スライド表示がより身近になってきたように感じます。
私自身、これまではスライドを会社の資料でしか使ったことがありませんでしたが、これからはイラストや写真の表示にもnoteで活用できるのではないかと考えています。
例えば、このスライドはCanvaで作成しました。Canvaはnoteのサムネイル画像作成にも便利です。noteへの埋め込み方のコツは意外と簡単です。通常の埋め込み用URLではなく、スライドが表示されているWebページのURLをそのままコピーしてnoteに貼り付けるだけです。
それでは、各スライド表示サービスのレイアウトを比較していきましょう。note公式ページにあるスライド表示の埋め込みを可能にする3社(Slide share、Speaker Deck、Google スライド)をご紹介します。
スライド表示のレイアウト比較
順番に同じスライドファイルを見て、レイアウトやnoteで表示されたときの使い勝手を確認してみてください。3つともファイル内容は同じです。
Slide shareを使ったスライド表示
Speaker Deckを使ったスライド表示
Google ドライブのPDFファイルのスライド表示

Slide shareでは、パワポと同じpptxファイルでもPDFファイルでもどちらも表示することができました。pptxファイルですとファイル保存時に位置ズレが起きるので保存後に確認が必要です。
Speaker Deckでは、もともとPDFファイルしか扱えないのですが綺麗に表示ができています。
Googleスライドでは、pptxファイルでGoogleドライブに保存するとGoogle スライド形式で保存されますが、その場合のnoteでの表示方法がわかりませんでした。そのため、pptxファイルではなくPDFファイルで表示させています。PDFファイルにするとGoogle スライドではなく、PDF形式の表示になるため公式ページに記載のGoogle スライドの外部埋め込みとはどれを指しているのか、よくわかりませんでした。私のやり方が違うのかもしれません。
さらに、この方法ですと私のgmailアドレスが公開されてしまうことがわかりましたので、急遽公開を中止しました。現在表示されているのは画像になりますのでスクロールはできません。
ちなみに、Canvaにも埋め込みリンクは作れるのですが、こちらでもやはりnoteでの表示はうまくいきませんでした。こちらもやり方が違うのかもしれません。(力不足、申し訳ありません)
👇note公式の埋め込みについてはこちらから確認してください
https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360019596133
各サービスごとの特徴
SlideShareの詳細特徴まとめ
運営会社: LinkedIn(Microsoft傘下)
2012年にLinkedInに買収
2016年にMicrosoftがLinkedInを買収し、間接的にMicrosoft傘下に
ビジネスネットワーキングとの強い連携
ビジネス向け機能充実
プロフェッショナル向けのプレゼンテーション共有プラットフォーム
リード生成機能:視聴者の連絡先情報を収集可能
プレミアム機能:詳細な分析、広告なしの表示、高度なカスタマイズなど
LinkedInプロフィールとの統合:プレゼンテーションをプロフィールに直接リンク可能
様々なファイル形式に対応
アップロード可能形式:
PowerPoint (.ppt, .pptx, .pps, .ppsx)
PDF
Keynote
OpenDocument Presentations
Word文書 (.doc, .docx)
テキストファイル (.txt)
スプレッドシート (.xls, .xlsx)
すべてのファイルはSlideShareの形式に変換されて表示
詳細な分析ツール
閲覧数、いいね数、コメント数などの基本統計
視聴者の地理的分布
トラフィックソースの分析
エンゲージメント率の測定
プレミアムユーザー向けの高度な分析機能
対応言語:英語
メインのインターフェースは英語
コンテンツ自体は多言語で投稿可能
一部の機能で多言語サポートあり(例:タグ、説明文)
グローバルな視聴者にリーチ可能
Speaker Deckの詳細特徴まとめ
運営会社: GitHub
2012年にGitHubに買収
オープンソースコミュニティと強い結びつき
2018年にMicrosoftがGitHubを買収したが、Speaker Deckは独立したサービスとして継続
技術者やデザイナー向け
プログラミング、ウェブ開発、デザイン関連のプレゼンテーションが多い
クリーンでミニマルなデザインインターフェース
技術カンファレンスやミートアップでの発表資料共有に人気
コードスニペットの表示に適したフォーマット
対応はPDF形式のみ
アップロード可能形式は PDF のみ
高品質な表示を保証(フォントやレイアウトの再現性が高い)
アニメーションや動的要素は非対応
ファイルサイズの制限あり(通常100MB未満)
GitHubアカウント連携
GitHubアカウントでログインが可能
プロフィールとGitHubアカウントのリンク
オープンソースプロジェクトとプレゼンテーションの関連付けが容易
技術コミュニティ内での認知度向上に有効
対応言語:英語
メインのインターフェースは英語
コンテンツ自体は多言語で投稿可能
タグや説明文は英語が推奨されるが、他言語も使用可能
グローバルな技術コミュニティにリーチ可能
その他の特徴
エンベッド機能:ウェブサイトやブログへの埋め込みが簡単
レスポンシブデザイン:モバイルデバイスでの表示に最適化
シンプルな共有オプション
ビューカウントやいいね機能あり(詳細な分析機能はなし)
Google スライドの詳細特徴まとめ
運営会社: Google
Alphabet Inc.の子会社
Google Workspaceの一部として提供
クラウドベースのサービスで、常に最新版を利用可能
一般向け
個人ユーザーから企業ユーザーまで幅広く対応
無料版と有料版(Google Workspace)を提供
教育機関向けの特別版も用意(Google Workspace for Education)
様々なファイル形式に対応
インポート可能:
PowerPoint (.pptx, .ppt)
Open Document (.odp)
テキストファイル (.txt)
画像ファイル (.jpg, .png, .gif)
エクスポート可能:
PowerPoint (.pptx)
PDF
画像ファイル (JPEG, PNG, SVG)
プレーンテキスト (.txt)
Google Workspace連携
Google Docs, Sheets, Formsなど他のGoogleサービスとシームレスに連携
Gmailから直接スライドの作成・編集が可能
Google Driveでファイル管理と共有が簡単
Google Meetと連携してプレゼンテーションが可能
多言語対応:日本語あり
100以上の言語に対応
インターフェースと文字入力の両方で多言語サポート
日本語での完全な操作が可能
翻訳ツールとの連携により、多言語プレゼンテーションの作成をサポート
まとめ
今回は、完成したスライドをnoteで表示させることをテーマにしてみました。
個人的には、スライドはPDFで保存し、Slide ShareかSpeaker Deckの埋め込みをさせるのがよいように思いました。
この2つであればUIが少し違うので、用途に合わせてユーザーにどのように見せたいかを考えてどちらにすればよいかを考えればいいと思います。
2つとも日本語表示はされていませんが、ページ翻訳をさせれば特に支障はないと思います。
SEOが優れているので、スライドの内容に価値がある場合はSlide Shareがいいと思いますし、写真やイラストなどをスライドにするならPDF形式にはなりますがSpeaker Deckのレイアウトがよいように感じました。
また、Google Slidesは日本語対応しているものの、表示させることができなかったのでよくわかりませんが、PDF形式ではスライド形式にならなかったことと、メアドなども公開されてしまうので、お薦めできません。
スライドを簡単に生成AIで作らせたいという人は、様々なサービスが登場してきていますので、他の人のnoteを参考にされたり、私もそのうち記事にするかもしれません。
それでは、また。