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クラブとスクールの違い ♯7

監督が岩手出張になる時を同じくして、1人のコーチからも連絡がきた。(この時、指導者5人、顧問1人、事務員1人で構成。)

どうやら会社で昇格したそうだ。
とてもめでたい事なんだが、立場が上になり仕事が休みにくく練習に来れなくなるとの事。

コーチ陣はみんな仕事もしていて、家族がいながら、その時間を削ってボランティアで指導に当たってくれている。本当に感謝しかない。
だから私はクラブの代表として有償にしたい。きちんと子供たちに向き合う時間を確保する。それに対し対価を払う。
これが至極当然な流れだと思っている。
だが、まだまだ理解されない。

このクラブを立ち上げる時、すごく考えた。
ピアノ教室やスイミングスクール、英会話教室などは週1~週2で月謝8000円。それでも皆、喜んで通う。でもこれが、うちの近所では、バレーボールとなると3000円を超えただけで高いイメージになってしまう。
なぜなのか。

私は2つあるのでは、と感じた。

1つ目は子供たち自身がレベルアップを可視化出来ないこと。
例えばスイミングであれば「50mをクロールで泳げると4級」といった具合。
何かこういう事もしようかと思ったけど、バレーで区切るのは難しかった。結局のところボールコントロールが出来て床にボールが落ちなきゃいいわけで、いわゆる『型はめ』になりそうだったので断念した。また違う良い方法を思いついたらやっていきたいと思っている。もし良い案があれば是非、教えて欲しい。
今の時点では、バレーノートプリントを作成し、その日の練習で楽しかった事や次回の自分の課題、目標、やって欲しい練習などを書いてもらう事にした。

2つ目は指導者がプロではなく、アマであること。
私の中での『プロ』とは指導でお給料が発生し生活出来ること。『アマ』とは、指導とは別に仕事があり、ほぼ無償で行う指導者のこと。趣味の一環と言う位置づけになった。
ここで質の違いが出てしまうのは明らか。

それからしばらくして、監督から『監督らしい事が出来ない。重荷。家族が優先。』とコーチ陣に打ち明けられる。それを聞いた私は彼を監督から外した。
どうしても監督は不動のものにしたかった。その為、あまり不安定な方を長く監督に置いておく訳には行かないと判断。
コーチ陣にも『監督は不動のものにしたいので、登録上は私を監督に置きます。』と伝えた。
これは故に無償の弊害の1つだと思った。

私は何か迷った時、悩んだ時、まず子供たちにとってどうしたらいいかを考えるようにした。あまり大人の事情や余計な事を考えると芯がブレるし、自分が何をしたかったのか迷子になるので辞めた。
結果、この判断を下した。

後談だが、コーチ陣みんな同じ気持ちだったそうで、自然と同じ方向を向いていた。

登録上の変更も済み、気持ちも新たに再出発!

と突然、仕事中に私の背中から鈍い痛みが走った____。

立てない!!
                                                                 つづく。

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