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再登場♯9

何かが足りない。
そう思った時、私は閃いた!!
そうだ!息子がいる!

息子をコーチにしようと思ったのである。
子供たちって大人の話よりちょっと上のお兄さん、お姉さんに憧れたりする。
その憧れから夢中になる。
小学生でしかやっていなかったとは言え全国大会レベルまで行ってると、やはり中高の弱小チームで部活としてしかやってこなかった私より上手い。
そもそものボールの扱いが違う。
まだ若いし、選手としてはなかなか恵まれず断念してきたが、それならコーチとして返り咲くのはどうだろうか?
もちろん本人の意思にもよるが。。。

まずはコーチのサポートとして球出しなどをやってもらう。
あとは子供たちに混ざってジャンプサーブを打ってもらおう!
きっと先輩のいないこのチームにとっては貴重な存在になるかもしれない。

もし、都合が合うならコーチ(発起人)の息子も呼んでもらおう。
元メンバー2人で球出し…想像しただけでワクワクしてくる。

それから意外とすぐに、それは実現した。

練習としてものすごく良い形だった。
どうしても私はコロナ対策や事務作業に追われてしまう。
その間、子供たちを観察して貰えるのは非常に助かった。
球出しも私より上手い。
予想通りだった。

回を重ねる毎に子供たちもよく懐いてきた。
ある日、保護者から『(息子達は)具体的に言語化してくれて分かりやすいそう』と好意的な話も聞けた。

チームとしてもだいぶ形にはなってきたので、ここで思い切って練習量を増やしてみる。今までは1日2時間を週3日。
ここから練習試合や試合を想定して1日練習も予定に組み込んでみた。

もうすぐ新人戦がある。
これに出たい。
子供たちも試合に出たい。試合をしたい。と、いつも話している。
正直、勝てるレベルではない。
だが、うちは勝利至上主義のチームではない。
むしろうちにとっては1番いい練習になるのでは無いか。
勝ち負けではなく内容を意識して子供たちに考えさせるいい機会ではないかと考えた。
プレー1つ1つを丁寧に思い出し、自分で振り返る。
そして、どうしたらいいのかを考える。

どうしたら自コートにボールが落ちなかったか。

それに向けて小連(小学生バレーボール連盟)に連絡し、ユニフォームの規定を教えて頂いた。
即、ユニフォームとジャージ、それからスタッフ用のポロシャツなどを注文。
大会への士気が上がる。

そんな中、驚きのお知らせが。
コロナの関係で地区予選大会が少し早められるかもしれないとの事。
正直、手放しでは喜べなかった。

それだとユニフォームが間に合わない。。。

                                                                  つづく。

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