産業構造改革

次世代インフラ(5G、AI)を向かえるにあたっての未来の産業構造像、経済底上げ、人間的尊厳の再構築

                           著:小松祐一

4.ワークシェアリングの可能性

 ワークシェアリングはこれから先に複雑化する業務タスクをより多くの人に分担して振り分け業務達成の高速化と共に多くの人でその労働対価を分け合うという極めて重要な事柄になります。

 これにはAIなどが労働者の能力スキルなどを判断して業務タスクの振り分けを的確に行なうなど課題も多いでしょう。

 しかしこのワークシェアリングが広く普及すれば1人の高度なスキルを持った労働者が数日かけてやるような作業を、数人の特化したスキルの持ち主のスタッフで分担して業務タスクをこなすことにより1日で完了するなどといった業務タスクの高速化と1人のスタッフへの高負荷な業務集中を回避できるかもしれません。

 そしてより専門業務に特化したスタッフは自分の担当業務が決まっているため高効率で自分の業務をこなす事が出来て業務時間の短縮に繋がるかも入れません。

 これにより富の分配と若年層や高齢層に専門業務だけに特化した訓練を行なえば良いということで若年層や高齢層の社会参画率が上がるかもしれません。

ここから先は

1,710字

¥ 300

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?