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音楽の杜がおススメするハードロック

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメするハードロックの名盤集
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2023年4月の記事一覧

Cream「Disraeli Gears」(1967)

エリック・クラプトンの来日、大いに盛り上がってますね。 個人的には大人のロックに転身してしまったクラプトンの音楽は、あまり聴いていないのですが、やはり未だに60~70年代のクラプトンは愛聴盤のひとつとなっております。 その名盤の中の1枚、クリーム時代の1枚をピックアップしました。 クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーのドラムはあまり好きではありません。彼のバタバタするドラミングはどうも好きになれないんですよね。アフリカン・リズムをベースしたドラミングを、クリームというブ

Rainbow「Bent Out of Shape」(1983)

レインボーが商業的な成功を収めた一枚。私が洋楽を聴き始めた頃、レインボーの「アイ・サレンダー」がヒットしてました。あのポップなメロディーが中学生の私を虜にしたのですが、LPを買うお金もなく、ましてやハードロックのアルバムを買う勇気もなかったような記憶があります…。 それから数年後、PV時代に突入し、MTVが全盛を極めていきました。そんな中、このレインボーは見事に「ストリート・オブ・ドリームス」という超ポップなシングルをヒットさせました。アメリカ市場に受け入れられるのに必死だっ

Boston「Third Stage」(1986)

新年度入りしました。職場の異動者が多いと、自分は関係ないのに妙に気持ちが引き締まります。新年度、何をしようか改めてじっくり考えさせられますね。 こうしていろいろ振り返りをしていると、なぜか10代によく聴いていた音楽、もしくは当時流行っていた音楽なんかを聴きたくなります。今回ご紹介するアルバムはそういった1枚、ボストンのサードアルバム「Third Stage」。後追いで「Boston」「Don't Look Back」はよく聴いていたのですが、このサードアルバムは、当時の商業