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音楽の杜がおススメするハードロック

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメするハードロックの名盤集
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2023年3月の記事一覧

The Who 「The Who Sings My Generation」 (1965)

ザ・フーのデビューアルバムです。ここに収録されているサード・シングル⑥「My Generation」があまりにも有名だし、その破壊力は今聴いても圧倒的。でもその他の曲も、実はキャッチーだったり、ポップだったりと、ザ・フーの凄さを見せ付けてくれます。数あるビートバンドの中でも、ザ・フー程、音が馬鹿でかいのにキャッチーなバンドはなかったでしょう。また全12曲中、カバーは3曲のみ。当時としては異例でしょう。しかもオリジナルの出来が傑出してます。ピートのセンス・・・すごいですね。

Journey「Departure」(1980)

懐かしのジャーニー。洋楽を聴き始めた頃、彼等のアルバム「Escape」が大ヒットしてました。そこから後追いで、その前年、1980年に発表した本作を購入。特にファーストトラックに感動したものです。 このジャケットがまた素晴らしい。LPではより色彩の鮮やかさが際立ち、よくこのジャケットを部屋に飾っていたものです…。 また当時の私はこのアルバムを聴いて、「1曲目が全てだな。あとの楽曲はどうかな~」と思ったものです。ただ今聴きかえすと、結構グレッグのブルージーで味わいある楽曲も捨て

Black Sabbath「Heaven and Hell」(1980)

ロニー・ジェイムス・ディオといえば、やはりレインボー時代、特にロニー、リッチー・ブラックモア、コージー・パウエルの3巨頭が揃った黄金期が印象深いです。 ただ私のロニーに対してのリアルタイムな経験は、彼がサバスを脱退した後に結成したディオでした。レインボー、ブラック・サバスと渡り歩き、ついに名実ともにリーダーとして君臨することが出来た自身のバンド。それがディオでした。 特に1983年に発表されたデビューアルバム「Holy Diver」はよく聴きましたね。当時アルバムとして聴いて

Van Halen 「Fair Warning」 (1981)

アメリカンロックの代表格、ヴァン・へイレンは大好きなバンドのひとつですが、個人的にはやっぱりデイヴ時代の初期、なかでもアルバム「1984」前までのアルバムが好きです。「Van Halen」~「Diver Down」までどれも大好きなのですが、最近妙に再評価しているのが「Fair Warning」。邦題「戒厳令」と付けられたこの4枚目のアルバムは、他のアルバムと比べてもヒット曲がなく、地味な存在かもしれませんね。 ファーストアルバムでライトハンド奏法を披露したエディ、ここでは