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転がして、巻き込んで!『塊魂』のススメ
こんばんは、ゆと申します。
今回は、先日ダウンロードしたソフト、『塊魂アンコール』についてのお話です。♪ナナナナ~
『塊魂』は2004年にナムコ(バンダイナムコ)から発売されたPS2用ソフト。任天堂派な私がプレイしたことのある、数少ない任天堂以外のゲームです。
とはいえ私がよく知っているのはゲーム実況の方です。大学生の頃にサンヘルプさんという実況主さんに激ハマりしていて、飽きずに何度も見ていました。サンヘルプさんは優しい口調が特徴の実況主さん。『ぼくのなつやすみ』や『ゆめにっき』をプレイされていて、一時期お休みされていたものの最近また活動を再開されています。
私が『塊魂』を知ったのもそのチャンネルでした。プレステを持っていなかったのですが、CMなんかで見るゲーム画面がとても印象に残って気になっていたゲームのひとつです。
2018年にswitch版が発売されたのですが、このほどセールになっていたため購入(switchはセールが多くて嬉しい)。セール期間が3月17日までのため、本当はもっと早く記事を書こうと思っていたのですが、ゲーム本編が面白くて記事が後回しになっていました笑
今回は私なりのおすすめポイントを書いてみましたので、プレイしたことがある方もない方も、読んでみていただければ嬉しいです。
どんなゲーム?
ゲームは、大コスモの王様が酔った勢いで星空を破壊してしまったところから始まります。
その尻拭いとして、王子(上記画像の下の方にいる緑色:5cm)はモノだらけの地球で「塊」を転がして大きくし、夜空に浮かべて星空を再生させるというのがメインストーリー。プレイヤーが操作するのが、この王子です。
switch版では、左右のスティックを動かして「塊」を動かしていきます。ステージごとに王様から「〇分以内に〇m以上」という指示を出され、それ以上に大きくすることを目指します。ステージ終了後に王様から評価してもらうのですが、クリアしても大きさが小さいと不満を言われ、目標に到達できないときつーいお叱りが……(王様が悪いのに)。
王子が転がす「塊」はなんでもくっつく不思議な物体なのですが、最初は画鋲や麻雀牌などの小さなものしか巻き込めません。だんだん「塊」を大きくしていくと、ミカンの皮や本、スリッパやワンちゃんネコちゃん、看板や人間、果ては自然環境まで巻き込むことができます。
悪びれない王様に代わって、はたして王子は星空を復活させることができるのでしょうか……?
魅力その1【塊を大きくするのがクセになる!】
まだプレイを始めて3日ほどなのですが、文字通り「雪だるま式に塊を大きくしていく」のがとにかく楽しいです。
基本的に使うのはコントローラーのスティックとLボタンのみ。やることも至ってシンプルです。でも単純に見えて意外と奥深く、徐々に巻き込むものを大きくしていかないといけないし、逆に狭い道は小さいうちしか通ることができません。
……と、最初のうちは細かいことを意識してうろうろしているのですが、大体1.5mを超えたあたりから小学生くらいなら巻き込めるようになり、多大なる迷惑をかけながら街を蹂躙していくことができます。
塊が小さいうちは人間たちの目には見えない妖精のような存在なのですが、50cm,1m……と大きくなってくるとさすがにスルーできず、人間たちは老若男女みな「ぎゃああああああああ」と悲鳴を上げながら逃げまどいます。本当なら私だって、いたいけなワンちゃんネコちゃんや子供たちを巻き込むようなことはしたくないんです。でも大丈夫。みんなと一緒に塊になれば楽しい気持ちになれるから(???)。
私たちって普段、お行儀よく美しく、規則正しく生活していると思うんですよね。だからこそ、「どんどん大きく!」というシンプルかつダイナミックなこのゲームシステムが、とっても気持ちいいです。
みーーーんな塊になっちゃえ!
魅力その2【BGMがクセになる!】
『塊魂』では、ステージごとにBGMが設定されています。ステージによっては10分以上同じ曲が流れ続けるのですが、不思議と飽きない中毒性の高いBGMばかりです。個人的に好きな曲をいくつかご紹介しますね。
まずゲームを起動すると流れるのがこちら。余談ですがずっと「ナナナンだましい」と読んでいたのですが「かたまり」だよなこれ……?
続いては軽快なリズムが楽しい『LONELY ROLLING STAR』。特にサビがかわいらしくてお気に入りです。「♪ろーりんぐすたー」とか口ずさみながら、小学生巻き込んでるんですけどね。
続いてはタイトルがまずかわいい『真っ赤なバラとジントニック』。歌っているのは水森亜土さんです。歌詞の大半がシャバダバドゥしていて、こちらもつい口ずさんでしまいます。
一番耳に残って離れない曲かもしれません。ずっと藤井隆さんだと思っていたのですが、歌っているのは松原のぶえさんと坂本ちゃん。アダルティなメロディと主張が強すぎる合いの手が特徴的。
最後はエンディングに流れるこちら。歌唱はなんと松崎しげるさん。いや無駄に豪華なんだよなこのゲーム……。実況を見ていた時ですら感動したエンディング、自分でプレイするのがとても楽しみです。
魅力その3【シュールな世界観がクセになる!】
このゲームは王様が星空や月を破壊したところから始まるのですが、潮の満ち引きといった地球への影響はないのかと心配なところ。ステージをクリアしていくと、とある家族に焦点を当てた地球サイドのお話も読むことができます。
(宇宙飛行士であるお父さんに会いに行くのだが……?)
さて、さっきから気になっている方もいらっしゃるかもしれませんが、このゲーム、フルポリゴンで描かれているためとってもカクカクです。ネコもお寿司も人間も車も、とってもカックカク。そしてそれだけでもちょっと面白いのに、「モノだらけな地球」ゆえに少し(?)おかしいところも。
八百屋さんの前にスイカが散乱、なんてのは序の口。
懐かしのアミノ式みたいなお兄さんがいたり、
工事中……かと思ったらケーキをドリルで掘っていたり。
このゲーム、初見だとわりとギリギリで時間がなかったりするのに、思わず「ん!?」と二度見してしまうシチュエーションばかり。だんだん慣れてくるかと思いきやそうでもない、まさにシュールな世界観は魅力です。
独断と偏見でおすすめポイントを語ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
私もまだプレイ途中なので未発見の魅力もまだまだあることと思います。実況見てたから知ってるけど、おうし座みたいな詰み・鬼畜ポイントとかね……。
switchでは体験版もありましたので、気になったらぜひ!
ここまで読んでくださり、どうもありがとうございました。
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