スカイウォードソードHDクリアしました!(ネタバレあり)
こんにちは、ゆのまると申します。
昨日の3時間にわたるラスボスとの死闘で腕が筋肉痛です。
というわけで、「ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD」の購入から3週間あまり。無事にエンドロールを見届けることができました。ぱちぱち!
自分メモとして、感想をつらつら書いていこうと思います。ネタバレ配慮しておりませんので、未クリアの方はお気をつけくださいね。
1.ストーリーについて
「スカイウォードソード」(以下スカウォ)では、「ゼルダの伝説」シリーズの時系列において、最古の時代が描かれています。マスターソードやトライフォースとは一体何なのか、どのように生まれたのか。ゲームを進めるうちにそれをしっかり学ぶことができたのが、まずよかった点でした(ちなみにブレワイに続いてゼルダ2作目という超ライト層)。
そして印象的だったのが、主人公リンクの描かれ方。
作品によって設定は異なるものの「勇者」であるリンクですが、今作は少し変わっています。今作のリンクは天空に浮かぶスカイロフトにある騎士学校に通う青年。その実力は学校内でも一目置かれており、学校長の娘であるゼルダとも懇意の仲ですが、中身はいたって普通の青年。椅子に座るだけで体力を回復できる強靭さを持ってますけどね。
(ゼルダに詰め寄られてたじたじのリンクくん)
(ゼルダが作ってくれたショールを手にして、一言)
ブレワイのリンクは記憶を失っているということもありますが、彼自身の心情はほとんど語られることがありませんでした。そこにあるのは姫にお付きの近衛騎士としての責務のみ。その常人離れした実力をもってして「英傑」と呼ばれるほどで、全くもって普通の人物ではありません。
対してスカウォのリンクは、冒険に出てからも(私の操作が下手なせいで)たくさんの困難に見舞われます。なかなか謎は解けないし、強敵を前に何度も倒れました。また弓やパチンコなど、リンク視点で操作するのが多かったこともあって、かなり感情移入してしまいました。これまで、「リンク」や「マリオ」「アマテラス」など、キャラクターはキャラクターとして操作することが多かったので、自分が主人公になった気持ちで冒険し、成長していくというのは、ほとんど初めての体験でした。
主要キャラ以外のスカイロフトの住人やキュイ族、モグマ族、機械亜人なども愛嬌のあるキャラクターばかりで、彼らと読み進めるストーリーに大満足でした。
そう、とにかくボリュームがすごいんですこのゲーム!!
アクションRPGをいくつかやると、なんとなく展開は読めてしまうのですが、「誰がここまでやれと言った!(誉め言葉)」と言いたくなるような濃密さ。サブイベントもちょこちょこ進めつつではありましたが、クリアまでは50時間弱。いや私が下手なのは重々承知なのですが、このところ30時間くらいでクリアするゲームがほとんどだったので、久しぶりにガッツリ楽しむことができました。
2.謎解き要素
スカウォではスカイロフトを拠点に、フィローネ、オルディン、ラネールの3つの地方を旅します。当初こそ「3つだけ?」と思ったのですが、イベントの度に探索範囲が増えるので、全く物足りなさはありませんでした。
そしてダンジョンを進むのに必要となるのが、ひらめき力。
手に入れたアイテムを使って、地図とにらめっこしながらああでもないこうでもないと行ったり来たり。辺りをぐるぐる見回しているうちに突破口が見つかる。これはもう最高に気持ちよかったです。ブレワイでは謎解き要素はほぼ祠のみでしたが、スカウォをプレイして、「ブレワイが異色」と呼ばれる理由がよくわかりました。
攻略はほとんど見なかったので自力か、先に進んでいる夫のアドバイスをもとに考えましたが、普段使わない頭の部分を使っている感じがバリバリありました。攻略見ちゃうと作業になっちゃうから、つまらないんですよね。詩島の文字盤パズルは本当に大変でしたけど……。
そしてもう一つひらめきが試されるのが、ボスの倒し方。
各ダンジョンにボスがいるわけですが、まあ正面突破はできないわけで。ボスごとに弱点があり、それが見つからないといつまで経っても倒せません。
(最初に詰んだボス)
昨日奇跡的に倒したラスボスも、1時間経っても有効打が見つからず、泣く泣く攻略を見て倒し方はわかったものの、なかなか再現できず……。終わった頃には両腕がパンパンでした。マジで今までのラスボスで一番強かった。
手持ちのアイテムや周囲の状況、ボスの弱点を把握する知恵、そしてそれを試す勇気と力。トライフォースの体現だな、と倒せなくて泣きながら思ったりしました。
3.ちょっと残念だったこと
ストーリーもキャラクターも音楽もギミックも大満足でしたが、どうしても気になるのがJoy-Conの操作性。
今作はwiiで発売されたソフトのリメイクということで、wiiリモコンの操作を再現した形となっており、剣と盾をJoy-Conに見立て、本当に剣を振るような動作で操作することができます。
Joy-Conの性能によるものなのか、敵などに照準を合わせるのが難しかったり、ここぞというチャンスに一撃を入れられなかったり……もどかしい思いをすることが多々ありました。プロコンでも操作可能なのですが、斬りたい方向に右スティックを入力しないといけないなど、なかなか覚えるのが大変なんですよね。
とはいえ、ボタン操作だと簡単すぎると思うし、ザコ敵に囲まれたところを回転斬りで一網打尽にするのはとても爽快でした。
「特典で湿布つけてほしいね」なんて夫と話してましたが、あながち冗談ではありません(笑)
4.エンドロールを迎えて
ゼルダを取り戻し、終焉の者を封印してゲームは終わります。そして、セーブデータは最後の戦いの前に戻ってしまいます。もちろんそこから、やり残した要素を進めることはできるのですが、エンディング後の世界を歩いて回ることはできないんですよね。
これはアクションRPGでは仕方ないことなのかもしれませんが、今作に限っては「この続きを見たい、平和になった世界を見届けたい」という気持ちが非常に強く湧き上がりました。
大いなる運命に巻き込まれ、大変な目に遭いながらも大切な人を救い出したその先に、どんな日々を過ごしたのか。
ゲームの世界観に没頭していたからこそ抱いた感情かもしれませんが、「終わってしまった作品のその先を見たい、描かれなかった場面を知りたい」と思えるのは、その作品がとても素晴らしかったということ。物語の完結まできちんと描かれ、何のしこりもなく幕を閉じるのもいいですが、想像の余白があるのもとてもいいことです。
ファイと過ごしたリンクの旅を、インパと巡ったゼルダの旅を、トライフォースを守りながら二人がどんなふうに語り合ったのか。女神の島がなくなったスカイロフトで、ゲポラがどう伝承を語り継いでいくのか。バドは、セバスンは、そして他のシーカー族は?どんな物語を紡ぐのかは、プレイした私達一人ひとりに委ねられています。
今作で「ゼルダ」らしさに触れ、ますます他の作品も遊んでみたくなりました。手軽にできるswitchと3DSのソフトを探しつつ、来るブレワイ続編に備えたいと思います。
ではでは、今回はここまで。読んでくださりありがとうございました。スカウォ楽しかった!!