【感想】アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』 - 真田とデスラーが最推し
ヤマト完全初見人の感想です。お手柔らかに。
ストーリー面、キャラクター面に分けて感想を書いています。
『宇宙戦艦ヤマト2199』について
1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした作品。リメイク版の『宇宙戦艦ヤマト2199』は2013年に放送された。全26話。
あらすじ
敵「ガミラス」に攻撃され赤く染まる地球。人々は地下で暮らしている。そんな地球を救ってくれるという「イスカンダル」に向けて地球を発つ宇宙戦艦ヤマト。沖田十三を艦長とし、戦術長の古代進が物語の中心となり船が進む。たまにガミラスと交戦。
ストーリー
地球を救うために遥か16万8千光年先にあるイスカンダルへ旅をする話なんですね!(あらすじ)
戦艦バトルありヒューマンドラマありでとっても面白かったです。
バトルシーン
ヤマトめちゃくちゃかっこいいです。弾の命中率と威力が桁違いじゃないですか?初めて大陸に向けて波動砲を撃つ時の迫力が好きでした。
5話でヤマトが沈むシーン大好きです。鯨みたい。鯨イメージですか?違いますか?鯨みたいな鳴き声もあったと思うんですけど。船の前方が浮上して船が垂直になったあと沈んでいきました。迫力ありすぎてビビりました。
印象に残っているバトルシーンは13話の異次元空間に潜むヴォルフと戦うシーンとか、バラン星に集うガミラスの大艦隊を相手にヤマトが単身突っ込むシーンとか、戦闘ではありませんが総統府に落ちる巨大構造物を波動砲で撃ち落とすシーンとか色々あります。
■ヴォルフ戦
私はヴォルフ戦が好きで、というかヴォルフが好きです。狼を彷彿とさせる長い前髪やヴォルフという名前が良い。統一感のあるキャラデザで一番覚えやすい。声も好きです。中田譲治さん^^
古代が単騎飛び出して敵艦を発見する場面も好きです。「命令だったとしても間違っていると思ったら立ち止まって自分を貫く勇気も必要だ」という沖田艦長の教えに従う古代。沖田艦長と古代の信頼関係を感じられて好きです。
■波動砲
船の推進力としてイスカンダルから譲り受けた「波動コア」を「波動砲」として兵器に転用してしまいましたが、最後まで”守るため”以外に使用したことはなかったと言える、のかな。詳細な振り返りはしていませんがそういった印象を受けました。攻めるために使用しないという沖田艦長の志しも重要なファクターだと思いました。
南部康雄は波動砲を兵器として使用することに意欲的であり、また古代進は波動砲の威力に驚き、むやみやたらに使うべきではないと判断していました。沖田艦長が間をとるような形で(古代の意思とは合致していたように思いますが)適宜必要な場面で波動砲を使用する判断をしていて、沖田艦長の采配がとても上手かったなという印象です。波動砲とハサミは使いよう、ということですか。
ヒューマンドラマ
人間関係も面白くて、私は特に山本玲とメルダ・ディッツの関係が好きです。
最初はガミラス人に対する憎しみから玲とメルダが取っ組み合っていましたが、最終的には握手が出来る仲になっていて感動しました。22話では一緒にパフェを食べたり、24話では水着を着て一緒に海に入ったり。敵同士の二人、異人種の二人といういくつもの壁を越えた関係性が素敵です。
メルダの誠実さ、玲の素直さがあってのことでしょうか。次のシリーズで再会して、また仲良しな姿を見せてほしいです^^ 玲はちょっとツンデレなところがあるので「仲良くなんてない!」とか言いそう。
物語のラスト
最後地球は青くなりませんでしたが2202で青くなるのでしょうか……?3199までシリーズが続いているみたいなのですが、個人的にヤマトの終着点がまだ見えていません。地球が青くなったところでヤマトシリーズが完結するのか、それとも青くなってからが始まりなのか。2199のラストで地球にたどり着きましたが、地球を青くするため地球でのひと悶着が2202で描かれるのでしょうか。
気になるので早く続きを見ます笑
最後の方、特に26話は奇跡続きで理屈がよく分かりませんでした。コスモリバースの何らかの力を使って森雪が生き返ったり、コスモリバースシステムが無くなったかと思いきやそちらも生き返ったり。はてな?と思う部分はありますがとりあえず雪が生き返って良かったです^^ 良かったね、古代進。
24話でスターシャ・イスカンダルが「古代守」と呟いてお腹をさすっていましたがまさかね…?まさかですよね。守、瀕死っぽかったですからね。さすがにね。おめでとうございます。
デスラー!!
当方デスラー推しですが本当に死亡したのでしょうか。15話で死んだかと思いきや生きていたり、さすがに23話で死亡したかと思いきややっぱり生きていたりしたので、まだ奇跡的に生きている説を推したいです。まだ山ちゃんのデスラーが聴きたい。
キャラクター
ヤマト艦長の沖田十三、主人公の古代進、ヒロインの森雪、副長の真田志郎、敵ボスのアベルト・デスラーについて。
沖田十三
沖田艦長は最初から最後までカッコよかったです!特に帽子をかぶった時の目が好きで、目が隠れて黒塗りされているのもミステリアスでカッコいいし、命令を出すときに片目だけ鋭い目つきが見えるようになるのもカッコいいです。
あと判断力が凄い。その判断で間違いないって思えるのもありますが、バラン星を討つときに敵の大艦隊に突っ込む作戦を立てた時は震えました。沖田艦長の度胸がエグいし艦長を信じて進む船員がカッコよかったです。
古代進
古代進は26話で空元気を出す姿が印象的でした。そうでもしないと自分を保っていられないからなのか、、でも自己を保つ手段が船員を励ますことなのが古代らしいです。お前は本当に良いやつ。
森雪
森雪は一生美しかったです。私も嫁にさせていただきたいです。イスカンダルの服を着て恥じらっている姿が可愛すぎる。
あと声が好きです。ハキハキ喋っていて力強くて美しい。桑島さんありがとうございます!!
真田志郎
真田も好きです。最初の頃は合理的すぎてアンドロイドじゃないかと古代に言われていました。17話で亜空間ゲートを閉じて一人残る真田、本当に真田の命がここで終わるのかと思いました。生きてて良かった。死亡フラグが立ちまくっている状況で、ゲートが開いて古代たちが中に入ったときに真田が水の中から出てきて「中性子は水を通りにくいんだ」と言ってお茶目な姿を見せる真田に落ちました。
■声とキャラデザ
声も良い(また声の話)。大塚芳忠さん大好きですありがとうございます。
目も好きです。三白眼&細眉、目と眉の間が狭いという神がかり的なキャラデザをしています。結城信輝さん(キャラデザ担当)ありがとうございます!!!
■古代守との関係性
古代進の兄である古代守との過去が熱い。真田は論理派、古代守は感情派という印象があって、一見するとそりが合わなそうですが……仲いいじゃん!!!中原中也の詩集の貸し借りが熱かったです。真田、詩の良さは分からないと言っておきながら古代守に貰った詩集をずっと大切に持っているのがヤバいです……真田なりに古代守が好きだった詩を理解しようとしたくてずっと持ち歩いているのかなとか思ったり……やっぱり古代進に古代守が重なって見えたりするのだろうかなどと思ったり……
アベルト・デスラー
アベルト・デスラーはガミラスの総督です。敵のボス。
好きなポイントと好きなシーンを語ります。
■声帯が山寺宏一さん
山寺宏一さんのことは遥か昔から知っていて、おはスタの頃からの旧知の仲です(※一方通行)。声優だとは知らなかったので物心つく前にアニメのクレジットを眺めて山寺宏一という名前があっても「まさかな…」と思っていた頃もありました。
山寺宏一さんは敵ボスやらせたら世界一じゃないですか?と『銀魂』の松陽先生と『ヤマト』のデスラーを聴いて思いました。カッコよすぎる。色気凄い。好きです。
■キャラデザ
鬱陶しそうな前髪が良すぎます。サラツヤストレートなのも刺さる。
青い肌の美しさを理解らせられました。
そして年齢が32歳。32歳!!?若っ……個人的に32歳はとても好きな年齢です。別作品の最推しが32歳童顔野郎なので。32歳で山寺宏一の声帯とあの色気を持っているのエグいですね……ますます好きになりました。
■12話、エルク・ドメルの戴冠式
ドメルにヤマトを撃って欲しいとお願いするシーン。「行ってくれるか?」の上目遣い。ここでデスラーのことが好きになりました。12話まではめちゃくちゃカッコよくて独裁的で、室内での暗がりのシーンばかりでしたが、12話の戴冠式では表に出てきて明るい場所でドメルに直接討伐を依頼します。上目遣いで。
カッコいいと可愛いの対比、暗がりと明るみの対比、直接会って人にものを頼む姿……すべてのギャップにやられました。ヤマトにイラついていた感じも良かったです。
■18話「何か言い残すことはあるかね?」のドヤ顔
ヘルム・ゼーリックが「デスラーが死去した」とガミラス軍に伝えた後の場面です。デスラーがドヤ顔で「私は死んでいないが?」という感じで再登場します。15話でデスラーの乗る船が爆破して、デスラーが死んだかと思われていました。
ゼーリックを見下したような表情をいただけて最高でした。大きなスクリーンでお顔ドアップなのも◎
■19話、前髪を掻き分ける仕草
ドメルと会話する際に前髪を掻き分けていました。色気が凄い。わざわざこれを描写するところにスタッフ陣の癖を感じるのは私だけでしょうか。それともデスラー推しへのサービス……?
■22話「戦争だよ」の言い方と表情
やや掠れた声なのが良い。悪い顔してて良い。
振り返り&見上げる表情なのが最高~~!顔に強めに影が入っているのも好きです。
■23話、スターシャと会話するシーン
どういうことですか?どういう関係ですか?どういうことですか???
色んな意味で殺されました。スターシャと近い。近すぎます。顔が近い。しかもスターシャはデスラーのことアベルト呼びなの?は?笑
「そうか、残念だよ」の台詞の後の流し目もヤバいです。
■25話、ミーゼラ・セレステラを撃つシーン
ミーゼラに感応派を浴びせられて焦る表情が刺さりました。肩を撃たれて汗を流すシーンも。ミーゼラを撃ってしまったあとに画面に映るデスラーの背中が物悲しくて辛かったです。
好きなポイントと好きなシーンをいくつか挙げてみました。共感するポイントが50個くらいあったのではないでしょうか??
文字数と熱量的にデスラーだけで一つの記事が書けそうだなと思いましたが、まだ勉強中の身なのでもっとデスラーのことを知ってから書きたいと思います(書く前提)。ヤマト2202以降もデスラーが出てくるならそちらを先に履修しますが、ヤマト2199で潰えたのなら2199を再履修します……
デスラーはまだまだ謎が多い人物ではないでしょうか。32歳で総統に上り詰めたその経歴とかスターシャとの関係とか、ご家族とか友人関係とか血液型とか。
ネタバレを踏みたくないのでまだあまり調べられていませんが、スピンオフとかあったら良いなと思っています。デスラーってヤマトの大人気キャラですよね?そうですよね?スピンオフ作品が作れるほどにデスラー人気があると信じて、一旦デスラー語りを閉じたいと思います。
あとがき
筆者は古川慎のオタクです。古川さんがヤマト3199のアルフォン役として出演されると知ってヤマトを履修し始めました。見始めたらかなり面白くて2199を一気見してしまいました。
推しのおかげで素敵な作品に出会えて感謝です^^
ここまでお読みくださりありがとうございました!
2202も感想を書くと思うのでそちらでまたお会いしましょう^^
※追記
▽『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の感想を書きました!