【本を読もう⑲】職場を幸せにするメガネ
アドラー心理学を
ビジネスに応用した本です。
リーダーとしてのあり方は、
教師として
とても参考になります。
著者の小林さんのリーダー論
それは、
「リーダーは幸せの専門家」
です。
部下を幸せにし、
幸せ職場を作る
そのために
大切な4点が紹介されています。
① 認知論
② 共同体感覚
③ 目的論
④ 勇気づけ
簡単に解説します。
① 認知論
人は誰でも
自分が思うよう物事を考えている
ということです。
自分の見たいものだけ見る
メガネをかけているのです。
これ、
学校現場でも当てはまります。
子供は廊下を走ってはダメだ!!
というメガネ。
いやいや子供って
廊下走るもんでしょ!!
というメガネ。
どちらが良い悪いではなく、
そうやって、
人は違うメガネをかけて
生活しているんだよ
というのを知るのが認知論です。
そして、
職場で上手くいっていないのだったら、
「そのメガネはかけかよう」
というのが小林さんの主張なのです。
② 共同体感覚
自分が好き(自己受容)
人は信頼できる(他者信頼)
私は貢献できる(他者貢献)
この3つが満たされている状態を
「共同体感覚」が持てている状態と
アドラーは言っています。
(小林さんは幸福の三条件
と表現しています。)
ただし
どうやって満たされるかは
人によって違うのです。
例えば
自分が好きなら、
私は漫画を読んでいる自分が好きですが、
ある人は小説かもしれない。
また、ある人は料理かもしれない。
リーダーの役目は
仲間一人ひとりの幸福の三条件を
満たすことにあります。
よって、
「相手の関心に関心をもつ」
ことがとても大切になってくるのです。
③ 目的論
人は
未来に成し遂げたい何らかの目的
があって行動している
というのが目的論です。
例えば、
宿題をやってこなかった子が
いたとします。
ゲームのやりすぎ
面倒くさがったんだ
など考えるのが原因論です。
もしかして、
宿題が分からないことを
みんなからバカにされるのが
嫌でやってこなかったんじゃないか。
と考えるのが目的論です。
相手が、
「本当はどうなりたかったのか?」
この「本当は」の部分を考えることが
目的論になるのです。
④ 勇気づけ
アドラーの勇気づけの考え方は
正直、自分の中でまだストンと落ちていません。
叱るのも褒めるのもダメ。
勇気づけをするんだ!!
なんとなく、
言わんとすることは分かるのですが、
やっぱり褒めた方がいいんじゃないかな
とも思っているのです。
ただ、
褒めるにしても叱るにしても
土台にあるのが、
信頼関係
なのだと思っています。
勇気づけは
信頼関係を構築するために
必要なものだと考えいます。
だからこそ、
一人ひとりに合った勇気づけが
必要になったくるのだと思っています。
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