親の残りの人生について
コロナが始まってからずっと実家の両親に会うことは避けてきました。感染対策というのもありましたが、会うたびに感じていた実母からの強いプレッシャーを避けられる、という思いもありました。
ところがワクチン接種が始まるとなったら、途端にいろんなことが気になるようになり、万が一自分の親が副反応ロシアンルーレットにぶち当たるかもと感じた瞬間に
それは困る。いやだ。
と激しく考えている自分がいました。
だからワクチンを打つな、という話をここでするわけではありません。
親によって無意識でも私自身の人生に足枷をはめられていたと感じていたはずでした。自由になりたいと思っていたはずでした。ところが微妙なバランスを保っていた状況がちょっと変動するかもってなった時に、親のことを思っている自分に出会いました。
親も私も好きなように思い切り生きたらいい。私も父も母もとにかく自分で決めて進んでいったらいい。
そんな思いが溢れて出て、「ああ、いろいろ思っていた自分がいたんだな。なんか深い沼だけど、抜け出せるな。」とその気持ちをこの数週間味わい尽くしていました。
感染対策して、親の顔を短時間見に行ったりもしました。親に対する気持ちが清浄された途端に、次の気持ちが掘り出されて、今はその気持ちを味わい尽くしています。
もうじき次の心がまとまる気がしています。