日曜美術館「現代の超絶技巧」を観て
今日も湿度が高そうやな
寝室のドア開けた瞬間からそう思った
休日なのに5時半にたたき起こされた日曜日の早朝
いつもならアンパンマンみてたりするけど
何故かこの日は「日曜美術館」
そしていきなり度肝を抜かれた
剥製を触ってて、すげー生き物ってよくできてるよなー
と思ってみてたら
ん?木彫?
ん?どのへんが?
あれ?
じゃあ架空の蟹かー
え?実在の蟹?
動く?
え?剥製?
え?木彫??
軽く数分混乱してた
そのあと、月下美人の木彫があり(ちなみにこれも引くぐらいすごい)
伊勢海老
後ろでは人の腕の骨がぶら下がってたり
とにかく愕然とさせられた
というかそもそもこの作家さん
若い
後で調べたら木彫家の大竹亮峯さんというらしい
そのあと
鍛金家の方
この人もすごすぎる技術
なにをどうしたら鉄板があの形になるのか素人には全くわからんし
現代の大量生産されるために効率化された工業製品にしかほとんど触れてない僕からすると
美術作品はまぶしすぎると同時に
素晴らしい作品が多くの人の手に渡らないという有る意味での不条理を感じた
その次の
木彫の人も
あらゆる物体をそっくりそのまま木にする能力なのかというぐらいすごく
特にモチーフが使い古された物であったり、その辺にあるものであったり
最後の筆を持つ手はアート感があったけど
日曜の朝からいい物見たなーっていうね
にしてもそれぞれのアプローチ方法が違って
蟹を作ってた方のは
もはや創作というレベルではなく、自然のあるがままを作り上げる
もちろん自然はそれを自然と行えているという不思議がある中で
感じるのは自然をそのまま作り上げる中には個人の創作がある意味入り込む余地がなくて
且つあの完成度で作り上げられたものは最早それそのものであり
可動でできるポージングすべてがカニ然としていて
美しいとしか言いようがない
生物を神が設計したなら、それを再現するのは宗教的にいかがなものかとすら思えるぐらい神々しいとすら思えた。
美術・技術・学術的に優れすぎていて
もう何が何だか
という感想
もちろん日曜美術館という番組編集自体がそれをそうさせている可能性もあるんやけど
それにしてもよ
勝手に書きました。
僕たちがやりました。
参考に木彫家様のHPのURLを