れいゆ大學① 《文化人類学》自我を捨てよ!恋こそが革命
原稿用紙12枚。3332文字。
※この大學は、数奇な運命を生きてきた《れいゆ》が、世界を読み解き、ゆかいな光を放つ、ほんとうの大學(小学校の可能性あり)です。
キリストとしてのジョン・レノンと、マリアとしてのオノ・ヨーコは、《LOVE&PEACE》とベッドで戦争反対を訴えるアートパフォーマンスをした。彼らはアガペー(人類愛)とエロス(恋愛)を分けて考えていない、素直な人たちである。プリキュアでいえば、ハピネスチャージプリキュアだ。
その後、ジョンはダコタハウス前で、ユダとしてのマーク・チャップマンに銃殺《KILL》された。
僕はマークに問う。おまえの好きな人は誰。
彼がジョンと答えたならば、僕はその悲しみを肯定するだろう。
《LET IT BE》とジョンが歌っても、あるがままにできない人はいる。しかし、それでも愛とは何か、希望とは何か、信仰とは何か、恋とは何か、生きるとは何かを考えずにはいられない。そして、想念の丘の上で僕は説く。
古舘伊知郎は何年か前の「トーキング・ブルース」で、こう語った。以下の引用は要約である。
60年代から70年代にかけては、個がまだ崩壊前だった。なぜなら、個は連帯していたからである。
しかし、潮目が変わる。
60年安保の敗北、70年安保の敗北、連合赤軍の山荘ベースでの総括リンチ事件、空回りのあさま山荘事件、日本赤軍のテルアビブ空港連射事件、三島由紀夫の自決などをきっかけに、世界のコペルニクス的転回を夢見た戦後生まれの若者たちの高揚も徐々に冷めていった。
闘うこと、世界を変えようとすることは、罰を受けるほどの犯罪だと、時代の空気が囁くのである。
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