噴火|中編【集中連載】
前後編にするつもりでしたが3部構成に変更しました。
中編は前回の続き+α、後編では、衝動性・衝動行為に悩んでいる人に向けて当事者なりの克服の仕方や向き合い方など偉そうに書こうと思います。
悩んでいない人にまでは押し付けないのでご安心ください。
* * *
前編でさんざん偉そうなこと言った挙句「俺はしょせんクズ」と書いて一旦区切りを付けました。
実際そう思ってるし、だからこそ衝動的な怒りと真っ向勝負して正面突破したのですが、実際に「クズ行為」をしてしまった過去、そして人様や物品に残してしまった傷跡は消えません。
極端な話、生命犯が懲役30年ののち刑務所から出てきたとして、法的に許されたとしても人の命を自分の手で奪った事実は変わらないですよね。
犯人が30年間反省しとおしたとしても、人の命を奪った事実は覆せません。
さすがに生命犯になるつもりもないし絶対になっちゃいけませんが「カッとなって犯行に及んだ」みたいなニュースもありますよね。
間違いなく噴火型の怒りでしょう。感情型の怒りで人の命は奪えません。
* * *
ここから、衝動性・衝動行為全般の話になります。
衝動行為にも程度やいろんなケースがあります。
深夜テンションに任せてAmazonで愚にもつかない本や漫画を買ってしまう程度ならまだいい。
程度の差が高じるほどに取り返しのつかないことになります。
約五年前、とにかく刺激が欲しいというだけで実家の二階吹き抜け部分から飛び降りました。
いまも左足に後遺症が残っています。
ちょうど酒飲みながら引きこもって鬱屈としていたころです。
結果、多くの方々、家族をも巻き込んでしまいました。
あの時25分待っていればだれも不幸にならなかったのに。
と思うと同時に、25分待つというシンプルな方法の有用性を実感しています。
大体20分で頭が冷めたとして「よかったあ、誰も、何も、傷つけなくて」と安堵するひと時、ホッとした気持ちとともに「俺にもできるじゃん」と自己効力感が高まるのを感じます。
* * *
すでに衝動的な怒りを克服した方がいらっしゃいましたら知識や情報お待ちしております。
それでは、後編で。
(続く)