中川悠兎

大学生。20歳。 文章を読むことも書くこともすきです。

中川悠兎

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よく分からんまま、note始めてみることにした

はじめまして。 中川悠兎といいます。 だれか読んでくださっている方はいるのでしょうか。 もしかしたら、画面をスクロールしているうちに、不覚にもこのページを開いてしまった方がいるのかもしれない。 分からないけれど、まずは「あっ、なんか間違えて押しちゃった……」と前のページに戻ろうとしているあなたに向けて、自己紹介的なことをしてみたいと思う。 以前からnoteに興味はあったけれど、人様に見せられるようなものでもないなぁとか定期的に投稿できるかなぁとか、色々と言い訳をして

    • どんぶりとゼリーと大学受験

      この時期になると大学受験を思い出す。 大学が入試準備のために休校になり、カロリーメイトの泣ける感動CMが流れ始め、キットカットには受験生への応援メッセージが書かれる。 自分の大学受験を振り返り、いくつかの展開に分けるとすれば、 ①受験勉強と面接練習をイヤイヤしつつも、ふわっと過ごした受験生生活 ②よく寝て、よく食べ、緊張感0で挑んだ受験当日 ③廊下のど真ん中で、涙を浮かべる先生とハグをした合格発表の日 と、なるだろう。 そしてハイライトは、なんといっても展開②

      • あの人の足跡はもみじ

        最近、毎朝ふとんが私にしがみついてきて、なかなか離してくれない。 何度「今日は1限から授業があるから」なんて言っても、ふとんから脱出するには目覚めてから最低でも1時間くらいかかる。 授業が始まる3分前に大学に到着し、急いで2階まで階段を駆け上がろうとした。 いつもなら、トントントンッとリズムよく速足で上がって息を切らすこともなく余裕で講義室へと、たどり着くところだ。 しかし今日は、いつもと条件が違っていた。 私の前に、おそろしくゆっくりと、階段を上がるというより

        • 無限の命のナマケモノ

          あなたは永遠の生命を持った永遠の存在になりたいですか? 大学の講義中、他の講義のレポートを書いていた私は、教授のこの言葉を聞いて、思わずキーボードの上で縦横無尽に動かしていた手を顎の下へと持って行ってしまった。 子供の頃は、自分がいつか死ぬという事実をすっ飛ばして「もし一生生きられたら…?」なんて考えたこともあったけれど、ちょびっと賢くなった今の私は、一生生きられることなんかできなくて、命は限られているということを知っている。 そりゃあ、突然、超超ノーベル賞級の医療技

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        よく分からんまま、note始めてみることにした

          アンチため息をつくと幸せが逃げる説

          ため息をつくと幸せが逃げる。 昔からよく聞くこの言葉。 無意識にため息をついた時には人から言われ、ひとりの時だって、この言葉が頭を駆け巡り、勝手になんだか悪いことをしたような気持ちになってしまう。 私は昔からこの言葉に対して疑問を抱き続けている。 悩みがある時、嫌なことがあった時など、ため息をついてしまう、もしくはつきたい場面に吐いているのは、幸せというよりも心に溜まったモヤモヤではないのだろうか。 体内に蓄積されたモヤモヤが、ムクムクと膨らんで溢れてしまった結果、それがた

          アンチため息をつくと幸せが逃げる説

          反射された自分に飽きた

          自分なのに、自分だけが、何かしらに映った自分しか見られないなんて、なんか不公平じゃないですかっっ? 自分で自分を見ることはできない。そんなこと当たり前なんだけど、自分なのに、なんでなの?って思っちゃう。私はナルキッソスのようになれないし、コンプレックスにまみれているので、I♡ジブンということでは決してない。ただ周りから見た自分というものを知りたいと思う時がある。 毎朝、一応メイクをして大学へ行く。 上手でもなければ、新しいメイクに挑戦するなどといったことは考えただけで震えて

          反射された自分に飽きた

          いかにも大学生な1週間

          ここ一週間ほど卒論の中間発表のために、パソコンとにらめっこする日々を送っていた。 大学から帰ってくると、いちもくさんにパソコンの電源ボタンを押し、日付が変わるまでカタカタかたかた。これはここだけの秘密だが、たまに発表資料と白紙の文書を二画面にし、授業ノートを取るフリをして授業中にもカタカタ……かたかた。 課題に追われるとは、まさにこのこと!という感じ。 まぁ、どんどんと先延ばしにして、やらなかった私が悪いんですけども。ハイ。 言われなくても分かっておりますので。はーい。 そ

          いかにも大学生な1週間

          最近、種って見なくない?

          フルーツの種って、どこへいっちゃったんですか? どっかで見ました?フルーツの種。 今日の朝、実家から届いた柿を切っていて、ふと、種って最近、見なくない?と思った。 最近、スーパーへ行くと、ついつい柿をよく買ってしまう。ついつい、というか、柿かみかんくらいしかパッと買い物かごへ入れられる値段のものがないから、そこそこ美味しい98円の柿を買う。その柿は、「種なし柿」と名付けられている。 切ると、本来ならでっかく黒いツヤツヤした種がなく、皮をむくだけでポイっと口に放り込める。ち

          最近、種って見なくない?

          米5㎏のおすそ分け

          休日、ヨレヨレの白Tに前髪ぼさぼさヘアでテレビを見ていた完全にオフモードの私は、突然鳴ったインターホンの音に飛び上がった。 私の家のインターホンが鳴る時は、たいていAmazonからのお届けか、自動車学校の勧誘かのどちらかだ。ということは、また勧誘かとインターホンの画面を覗いてみると、そこにはお隣さんが立っていた。 私の頭はフル回転。 このまま、もし外に出ることになれば、このヨレヨレとぼさぼさをどうにかしなければならない、どう隠そうかということで頭がいっぱいになった。 しかし

          米5㎏のおすそ分け

          私はあなたの透明人間になりたい

          意見交流や議論の場では、どうしてあんなにも容易く、多数派にとって都合の悪い意見の存在は消されてしまうのだろうか。 多様さを求めるくせに、一つの答えを出したがるのはなぜだろう。 私は都合のいい透明人間だ。 あなたの都合の悪い時には無視され、なかったものとして扱われる。 そのくせして、あなたが批評の対象として何かを持ち出す時には、多数派VS少数派の構図は分かりやすいから、私は批判の的になるために姿を見せる。 もういっそのこと透明人間ならば、あなたにとっての私はずっと透明人間であ

          私はあなたの透明人間になりたい

          痛みの震源地が分からない

          おなかが痛い。朝からずっと。 おなかが痛い時、どこが痛いのか分からない。 おなかが痛いことと、どういう風に痛いのかは分かる。ぐるぐる、ちくちく、どーんどーん。ありったけのオノマトペを駆使して、だいたいのニュアンスは把握することができる。 明確に理由(たとえば食べすぎとか通りすがりの人にパンチされたとか)があれば、胃が痛いのだなとか、脇腹をやられたぜとか分かる。 怪我の痛みは目に見えるし、筋肉痛の痛みもふくらはぎ、二の腕などと、どこが痛いの?と聞かれると指をさすことができる自

          痛みの震源地が分からない

          モチベを求めて三千里

          最近、モチベーションが急降下している。 平日は、どうにかこうにか大学へ行って授業を受け、休日は気づくと一日が終わってしまっている。「やる気出んなぁ、けど何かやらなあかんなぁ」と思っている間に、時計の針はグルグル回っている。 私は定期的に、このような状況に陥ることがある。理由も分からず、何をする気にもなれず、一日何もしないで過ごしたことへの後悔で、また余計にやる気がなくなる。 そして何かやらなければならない予定がある時に限って、この負のループに巻き込まれてしまう。焦りと不安にぶ

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          バスに乗ると、なんかウケる

          大学入学を機に引っ越してきてから、よくバスに乗るようになった。 一週間分の食料を調達するために、週末にバスに乗って買い物へ行く。 地元でいた頃の移動時手段は、もっぱら自転車か車の助手席だったため、バスに乗る機会がほとんどなかった。高校からの帰り道、7、8年ぶりくらいにバスに乗った時には、降車時に両替をして待たせてしまうのが申し訳なさ過ぎて、財布を小銭でパンパンに膨らませて乗った。しかし料金表の見方が分からず、乗車中ひたすらGoogleに助けを求め続けていた。 今は、すっかり

          バスに乗ると、なんかウケる

          順番待ちのシャープペンシル

          私の筆箱の中には、常に3本のシャープペンシルが入っている。 グリップの触り心地がいい0.5㎜と、華奢なとろサーモンピンク、パステルグリーンと白のツートンの0.3㎜。中でもツートンカラーのシャープペンシルは、色も好みでグリップの太さもちょうどよく、一番のお気に入りだ。 筆箱を開けて、私はいつも「昨日はこれを使ったから、今日は君の出番だよ」と思いながら、シャープペンシルを取り出す。 どうしても、1本だけを繰り返し使うということができない。たとえ、お気に入りのものがあったとし

          順番待ちのシャープペンシル

          おしゃれな雑は難しい

          私は「雑センス」に欠けている。 何年もこのセンスを高めたいと思い続けているものの、一向に身につく気配がない。 雑センスとは、オシャレに見えるよう計算しつくされた雑さのことだ。 海外ドラマに登場する文学好きな人の本の片付け方は、その人の雑センスが光る典型的な例だと思う。テーブルの上や床、なぜか本棚であっても立てかけることはなく、たいてい高く積み上げられている。登場人物はその本のタワーからサッと一冊を選び抜き、コーヒーを片手にベッドに寝っ転がったり大きなソファにもたれかかったり

          おしゃれな雑は難しい

          なんでもコレクターがおすすめするコレクションの楽しみ方5選

          私は、なんでもコレクターだ。 本、コスメ、服など、ある程度種類があるものは、なんでもかんでもコレクトしたくなる。途中で途切れていたり、飛び飛びに並んでいたりすることが我慢できず、数字や色に隙間ができていると、その空白を埋めたくてうずうずしてくる。 かといって、全てを集めようとすると世の中に存在するものを片っ端から集めなければならないということになるし、当然、破産するに決まっている。 そのため集めるジャンルは、最もコレクター魂が湧き上がってくる文房具に限るよう努めている。

          なんでもコレクターがおすすめするコレクションの楽しみ方5選