【クールビズ期間設定廃止】ネクタイの起源と歴史を解説
クールビズの制度が出来てからは
5月から9月の間はクールビズ期間で
ノーネクタイでオッケーとなっていましたが
2021年の4月からクールビズの
期間設定の廃止が今年の3月に正式に決まりました。
なので今後は自己判断で付けたい人は付けて
付けたくない人は付けなくても良い事になりました。
個人的にスーツを着る事が嫌だとか
めんどくさいという感覚はあまり無いし
なんなら休日でもYouTubeの撮影をする時は
スーツを着て撮影をしています。
でもネクタイだけは首は苦しいし肩は凝るしで
めちゃくちゃ嫌いでした。
なのでこの決定は凄く嬉しいです。
でもそもそも
「何故ネクタイをつけないといけないという考えになったのだろう」
「この風潮はいつから出来たのだろう」
とふと疑問に思いました。
そこでネクタイについて
色々と勉強をしてみると
ネクタイの起源や歴史が
めちゃくちゃ面白くて
むしろネクタイが愛おしくなりました。
今日の内容が皆さんにとって
ちょっと知ってる人風にみえる
雑学程度に参考になれると嬉しいです。
YouTubeリンクも貼って置くので動画ベースで観たい方はこちらからご視聴ください。
今日は3つのテーマで話を構成しています。
1.ネクタイの起源
ネクタイの起源は諸説あるのですが
一番古いと言われているのは
古代ローマ帝国の時代にさかのぼります。
ローマ帝国の国境警備にあたっていた兵士は寒い襟元に風が入るのを防ぐため、
防寒のためにフォカレ(focale)と呼ばれていた
羊毛の布を首に巻き付けたものが最初とされています。
2.ネクタイの歴史
先ほどの起源同様これも諸説があるので
その内の一説と思って見ていただけると
嬉しいです。
起源からは少しとんで話の舞台は
16世期から17世期の時代です。
クロアチアの兵士がフランスに訪れた際に
ファッションに敏感なフランスの
ルイ14世の目に留まりました。
めちゃくちゃ今のネクタイに近いですよね。
ルイ14世は側近に「あれは何だ」と尋ねました。
すると側近は「クロアチア人(croat)です。」
と答えました。
それをルイ14世は「あれはクラバットというのか」
と間違えて解釈をしてしまったらしいです。
そこから今でもネクタイは
フランス語ではクラバットになりました。
クラバットは洗練された
美しいものとして市民のファッションにも
取り入れられはじめて
ヨーロッパ全域に広まりました。
そこからさらに時代が進み
19世期のヴィクトリア朝時代に
舞台は変わります。
この時代になるとカツラや
半ズボンにストッキングというファッションから
今のスーツに近いスタイルに変わってきます。
1870年代にはシンプルなスーツを身にまとって
ネクタイや手袋、ステッキなどの小物で
個性を表現するようになります。
凄く今のスタイルに近づいてますよね。
その後、1900年代に入ると
チェック柄やペイズリー柄、
ニットタイなどが出てきて
今のスタイルになりました。
ここまで話を聞いていただけると
理解してもらえるかと思うので
少しスーツに関する都市伝説的な
ちょいネタを話すと
100年ごとにスーツ主流は
変わっていっています。
今から200年前の1800年代は
半ズボンにストッキングのスタイルから
長ズボンにブーツという変化がありました。
100年前の1900年代には
テールを持った上着からテールの無い
上着に変わりました。
ちなみに200年前も100年前も
ネクタイやスカーフは絶対に着用していて
首元に何もつけないなんてありえない
という時代でした。
そしてそんな時代から100年経った現在に
首元に何もつけない
ノーネクタイのスタイルが主流に変わりました。
でも今まではかなり大きな変化だったのに
何かショボくないかな?
と思われる方もいるかと思います。
ここからが次のテーマ
3.スーツの今後
これについて話をしていきます。
ここからは完全に私の想像でしか無いのですが
今後スーツを着ないといけないという
倫理はさらに変わっていくかと思います。
まずはビジネスシーンにおいて
ノーネクタイにはなりましたが
最近のベンチャー企業の社長や社員で
スーツを着ないという方は
かなり多いです。
Tシャツが好きな方もいれば
シャツが好きな方もいます。
それと同じ様に
スーツが好きな方は絶対にいると思うので
スーツはフォーマルな格好という位置づけから
多様化したファッションの一つとして
とらえられる時代になるのではないかと
私は考えています。
さらに時代が進むと
コスプレの一つとして考えられる時代にも
なるような気もします。
しかしスーツ業界もそうなっていくと
苦しくなるので直近で考えると
もっと機能的なスーツを作って
スーツ市場を盛り返そうと努力をされると思うので
着心地の良いスーツは
まだまだ増えていくのではないかと
期待をしています。
今日の内容が皆さんにとって
少しでも誰かに言おうって思っていただける
ちょいネタになれれば嬉しいです。
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