公務員という組織について
今日もご訪問くださりありがとうございます。
yuuです。
前回の更新からしばらく日が空いてしまいました。
本当は自身の働き方を変えるための行動や家計管理に関する発信を行いたかったのですが、実はしばらく自分が関わる仕事で問題が発生し、その対応に追われて、すごくバタバタとしんどい時期を過ごしていました。
今回の記事では、その仕事を通じて感じたことを書いていこうと思います。
○公務員という組織
公務員という組織は、そこで働くと外から見ているだけでは全然見えてこない面がいくつも見えてくると思います。
私は、今回の件を通じてそのことを痛感しました。
詳しい内容は伏せますが、今回は問題が発生して、いろいろと調査を進めていく中で事案の公表を行う必要が出てくることが分かりました。
今回の問題が発生して以降、当事者への事実確認、幹部への相談と対応方針協議、別機関への対応指示など、短期間で様々なタスクをこなす必要があり、私は実務の中心的な役割を担うこととなりました。
それまでに本当にたくさんの調整を経てできた案を、広報担当の部署へ持っていったところ、今までの調整がほとんど無意味になるような修正指示を何回も受け、これまで調整してきた内容はほとんど跡形もなく消え去ってしまいました。
当然、関わる人が多ければ多いほどたくさんの意見があるのは当たり前ですが、ここまで跡形もなく消えてしまうと、自分がやってきた仕事って何の意味があったのだろうとある種の虚しさを覚えました。
○心身の健康
そんな思いを抱えながら対応に追われていたある日、「本当に仕事に行きたくない!」という強い思いに駆られ、身体が自分のものではないような感覚に陥り、仕事に全く身が入らなくなってしまいました。
そうした状況になっても、当然仕事はしなければならず、今回の問題発生で周りもみんな忙しくしているので、自分のことを気にかけてくれる人はいませんでした。
ここまでの感覚になったのは、自分の人生で初めてで、これまで多忙な部署を経験したこともありましたが、今回の問題への対応が一番精神的にしんどかったです。
○どう対処したか
そんな状態になった私は、翌日の朝一番にまず上司に「少しお話よろしいでしょうか」と言いました。
その日は今回の問題の公表日で、朝から当然バタバタする日でしたが、「ここで言えなかったら後悔する!」と気持ちを奮い立たせ、時間をもらうことに成功しました。
幸いにも、それを伝えてすぐに少し空いた時間が確保できたので、午前中のうちに、上司と1対1の時間をもらうことができ、そこで今の状況を全て話しました。
① 今回の問題の実務の中心的な役割がほとんど自分に集中していることで、他の自分の担当業務が滞っていて不安な状況にあること
② 今は精神的にしんどくて、実務の中心をやるのは負担が大きいこと
③ 翌日の会議(別件)での発言もしんどいと感じていること
自分はあまり感情を表に出すタイプではないので、こういう話をしたいと言ったときは、おそらく驚いたかと思いますが、勇気を持って伝えたところ、こんな反応が返ってきました。
① 今回の問題の対応がyuuさんに集中してしまっていて申し訳なかったし、もう少し早く声をかけるべきだった。yuuさんの担当業務についても、他の人とも相談して、やりようはいくらでもあるから、全く心配しなくて大丈夫。
② 今まではyuuさんの過大な負担になってしまっていたかもしれないけれども、当然組織で対応していく問題だし、yuuさんだけが責任を感じる必要は全くない。
③ 最初は出席だけしてもらって、発言は自分か他の人にしてもらうかと思ったけど、中途半端が一番よくないから、明日は一日休んだらどう。
④ まだyuuさんは若いし、精神的にまいってしまっても困るから、何か言 いたいことや伝えたいことがあったら、今日みたいに時間を作って話を聞くからいつでも言ってほしい。
何と、自分が思っている以上に、しっかりと話を聞いてくれて対応してくれたという印象でした。
○今回の件で学んだこと
今回の件を通して、直属の上司だけでなく、その上の上司や関係部署の方々にもご心配をおかけすることになりましたが、本当にみなさん思った以上に心配してくださり、たくさん温かい言葉をかけていただきました。
また、自分自身を見つめなおすための、よいきっかけになりました。
身体の健康と心の健康よりも大事な仕事なんてない。
自分だけでなく家族のためにも、自分自身を大切にしないといけない。
具体的に声を上げないと周りはなかなか気づいてくれない。
具体的に声を上げれば、意外とたくさんの人が心配して助けてくれる。
もっと周りを頼っていい。
同じような経験をしたことがある人もたくさんいる。
心はケガや風邪のように簡単に治るものではない。
また、今回のことで、私が最も大事にしている価値観である「家族との時間」を犠牲にしていたことも、今まで以上に心理的な負担を感じた要因だったのかもしれません。
これは、「自己理解プログラム」で自分を深堀りして発見したものですが、その価値観を自覚した今だからこそ、精神的なダメージも大きかったのかもしれません。
今回の経験を経て、ますます今の働き方を変えたい気持ちが強くなりました。
また、次回は具体的な行動についての記事が書ければよいかなと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
yuu
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