親友は働かせまくるナイチンゲール
久々の読書がとんでもない本📕😁
近内悠太さんの哲学講座 課題図書
#超人ナイチンゲール
#栗原康
ナイチンゲールといえば看護師さんの祖。
異世界転生ものでも題材に使われる戦場で多くの兵士の希望となった女性英雄。
とっても【ケア】精神に溢れる慈愛の人というイメージ。
そんなイメージがとことん覆される、とんでもない女傑。
驚くほど裕福な家庭に生まれ育っていたからこその教養と窮屈さ。母親が開いたり、連れて行ってくれるパーティ先でどんどん生まれるつながり。
上流階級に生まれることの利点を最大限に活かし、その上で“自立したい”と願う女性の地位向上を看護の大切さと絡めて、反骨精神で推し進めた人だったとは!
小学生の時に1度だけ伝記を読んだことがあるはずなんだけど、すっかり忘れてしまっている。
そういえば、私、中学校に入る前に大人に「最近読んだ本は?」と聞かれて、小学校の図書館にある伝記にハマって数冊読みました。と答えたのに「一番最近は何を?」と聞かれて「忘れました」って言ったんだわ。
当時、エッセイとかの人の考えが書いてある本は全く読む気になれなくて、伝記が読めるようになった!って思って戦国武将数冊といくつか世界の偉人の本を読んだんだけど、読んでる時は面白いのに、本が終わると中身が頭から消えてたんだよね。
読書記録残しても、忘れる本はすっかり忘れるから、記憶力の問題かもしれない‥。
がしかーし!この本の内容はかなり覚えていられる自信がある。そのぐらいエンタメ性の高い本でした。
課題図書にはならないだろうけど、読んで時代が変わるとは、を考えてみるのも良い。
最後に。
ナイチンゲールが戦争の派遣先の病院で看護師が奴隷のように働かされないように気を配っていたのに対し、能力がある親友たちには、自分と同じく猛烈に働くように指示していた点に彼女の中の境界線のなさを感じました。
あるいはお金や知識を持っているものは動いて当たり前という上流社会生まれの貴族然とした思想なのか、単純に弱いものは助けなければならない(それ以外は動け)という庇護欲だったのかと想いを馳せています。
※一部ちょっと偏った思想も感じるけど、相容れないところはスルーでどうぞ。
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