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「何かしたい」と言いながら、1年経ってしまう時にすること。

専業主婦時代、「何かしたい」と言いながら、何ができるか探していた。

子供の服を作るのにハマった時には、出てくるハギレで小物を作って売ろうかな、と頭をよぎった。ぼんやりしたまま、同じ物を作り続ける根気がない自分はだめだな、とすぐに否定した。

おうち教室が流行った時には、私も家で「石鹸教室」をしようかな、なんて思っていた。危険物を取り扱うので、小さな子供がいる我が家で行うにはリスクが高すぎる、と考えてしなかった。外国にいる間は子供を授かり、ビザもないので、働く気がなかった。考え始めたのは日本に帰ってきてから。5年間の間に子供を2人授かり、考えてはいながら、真剣ではなかったように思う。

何がしたいかわからないから就職した

結局何をしていいかわからない。感覚が麻痺しているかもしれない、と再就職することにした。もちろん、世帯収入を上げるという目的のために。

なんとなかった話は、また別の機会にすることにして、私は就職することで「今の感覚」や「今の流れ」知った。本を読むまで余裕ができたのは、再就職して1年ほど経ってからだ。余裕、というより、「パートで店長代理」という立場で、「正社員の若い子」に教える立場になったことで必要に迫られた、というのが正しかった。

『読書ができる幸せをかみしめている』でも書いたように、どうすればいいかわからない、という状態で「リーダー論」について書いている本を見つけて読む。うまくいかないことの方が多くて、「なんで私が?」という考えもつきまとっていた。それでも、職歴の短い自分に任せてくれたのだから、応えたい、と「顧客満足度」をまずあげて、そこからついてくるはずの「売上」を積み上げていくことを意識した。

何者でもないから、与えられたことをやり遂げるにはどうすればいいか考えた

何者でもない私が「いいリーダーになる」姿が全くイメージできなかったからだ。わかりやすく数字で示して、後は誠実であることでしか自分を保てなかった。結果的に、その後店長になった経験が、今のサロン経営に役に立っている。

起業することだけが、「何かする」ということではない。就職して、そこで求められる仕事をしながら、自分の中の成長や仕事の効率をあげること、など目的意識を持って行えば、抽象的な「何かしたい」が表す「自分の意思で、何かを成し遂げたい」ということは達成できそうだ。

それでも、もしも、起業したいな、と思っているなら、「1年が経ってしまう」なんてもったいない。

「なんで今じゃダメなの?」

「何かしたい」と思いながら、何もしていなかった時、私はなんとなく「ダメだなぁ」と漠然と自分を行動力がない人間だ、と考えていた。

今ならわかる。悩まずに当時は楽しめばよかったのだ。私は幼稚園のママの中にも正社員で働いているママやパートに出ているママがいて、焦っていたのだ。

「何かしなきゃ」と子供が4人いて、経済的にも大変になっていくのに、世帯収入が増えないことに、問題意識を持っている人間でありたかったのかもしれない。

逆に、2018年にサロンを開業するときにはもう「今だ」としか思っていなかった。色々難しい問題があるのは粗い事業計画を作っただけでもわかっていた。それでも、それを「どうすればやり遂げられるか」という目線でしか考えていなかったから、開業できたのだと思っている。

「なんで今じゃダメなの?」
「なんで1年後がいいの?」
「去年は1年後がよくて見送った?」

1年後がいい、という理由が見つからないなら、今、具体的に「ありたい姿」「やってみたいこと」を考えてみる。
それをさらに、どうやったらできるか具体化してみる。1つ1つ今“できること”と“できないこと”に分けていく。

分けたうちの“できること”からやり始めたらいい。
「何かしたいんです」と言っているだけじゃ、いつまでも何もできない。
具体的に考えて書き出す、それだけでも、考える前より半歩進み始めている。

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北山 悠【主役力で小さな経営はうまくいく】
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