オーストラリア振り返り
夜、外を歩くと満点の星空が広がっている。
本当にプラネタリウムみたいに。てかプラネタリウムより凄い。
帰り際バスの中。窓の外には見送りにきたみんなが手を振っている。「あぁ、行きたくない。こんな楽しい生活が一生続けばいいのに。」
胸がギュッと締め付けられる。あぁ、またこの感覚だ。人生で何度目だろう。何歳になっても、何度経験しても、慣れることはない。
わかっている。お互いの道は違うから、この生活や関係はずっとは続かない。そんな事は知っている。
だからこそ別れの瞬間はとても切ない。心が締め付けられる。高校生の頃からこの連続だ。
何が切ないって、「この幸せはこの世界に確かに存在していて、自分のパーツの一つである。でも時間と共に記憶も感情も薄れるし、もう2度と戻ってくる事はない」という事実。
「一期一会」って言葉を考えた人間も同じ感覚を持ってたのだろうか。
人間関係において永遠は存在しない。常に流動的でありグラデーションだ。
僕の両親は結婚生活25年以上だが、今年から離婚の話が出ている。家庭内別居をしていて修復も難しそう。
何十年一緒だろうと家族でさえ永遠ではないのだと知った。
経験則から永遠であるように感じているだけで、それは存在しない。
だからこそ一瞬を大事にする事が出来るかもしれないね。
色んな景色を走馬灯のように思い出す。
イアンが家を出る最終日に一緒に煙草を吸ったこと。夕日を眺めに散歩したこと。キャンベラの夜に放り出されて当てもなく爆走したり、ダニエルとThe nightsを一緒に歌った夜、夜行電車から見たメルボルンシティ。
シドニーのTown Hall駅でアジア人差別を受けたこと。
満天の星空の中歩いたこと。
スマホ越しに眺めてた景色は確かに現実に存在していて、そして目の前に広がっていた。
素晴らしい体験をすることが出来た。
この1年を生涯忘れる事はない。
オーストラリアで学んだ事を次のステージでも活かす。
そしてまた最高の景色を見に行きたい。
次はアメリカ。俺の目標は月1万USドル。
果てしない遠い先の目標から少しずつ近づいてる実感はある。
簡単じゃないけど絶対にできる。絶対。
約3ヶ月半、コツコツ頑張っていきます。