新月のねがいごと
昨日の夜、変な夢を見た。
学校の、おそらく中学校で授業を受けていて、
私は中学生の頃の姿。
国語の授業なのになぜか
「ひとり1曲、歌を作ってきましょう。教科書のこの物語をテーマに、1曲作ってみて。」
と言われる。
夢では、その宿題を既にやってきていて、
いよいよ1人ずつ発表というタイミング。
楽器の持ち込みとかもなく、
その場でアカペラで歌いなさいと言われる。
ふっつーの公立の中学の、
しかも国語の授業で、
どんだけぶっ飛んだ内容だよ。
と起きてから思ったけど、
この謎な感じがまた夢っぽい。
席順に発表が回っているから、
私もいい感じに回ってくるだろうな〜と
思いながら、
みんなの歌を聴く。
『えっ、そんな感じにしたんだ!
私のはそんなに教科書に沿ってないし、
なんならサビとかすごい自分なりの歌詞にしちゃったけど大丈夫かな…今から変えなきゃいけないかな…』
不安になりながら、自分の順番を待つ。
『せっかく得意な分野の授業だから、みんなをアっと言わせたり、褒められたりしたら嬉しいなぁ』
『わぁ、ひとつのテーマでこんなに解釈とかアウトプットが違ったりするんだ。○○ちゃんの曲、すごいなぁ。』
なんてワクワクもしながら。
前の席の人の発表が終わり、
いよいよ次が私!
先生に名前を言われるまでちょっとウズウズしていたら、
教室のドアがガラガラと開き、
生徒が1人遅刻して入ってきた。
アカペラを聞いてしんとしていた教室の気が乱れていく。
遅刻してきたその子は病院に行ってきた後で、
みんなに「大丈夫やった〜?」とか
声をかけられながら席につく。
優しい先生も声をかけて、教室の話題が逸れていく。
『どうしよう、この雰囲気の中じゃとても歌えないよ…。』
私はそっちを気にする。
その瞬間チャイムが鳴って、
授業が終わってしまった。
時間切れ。
せっかく、すっごく好きな曲ができたのに…
悔しくて虚しくて、心ここにあらずのまま、
掃除の時間のため椅子と机を運び始める。
ここで目が覚めた。
一体なんの夢だったんだろう…。
妙にリアルだし、掃除の時間の始まりには、カーペンターズまで流れてた。
披露しようとしてた曲は、実際に最近作った曲。
なんなんだ。
数年前に活動を一旦辞めてからしばらくは、
声を出そうとすると、
色んな人に言われたことが蘇ってきて、
自分自身に対する暴言も止まらなくって、
まるで声を出すその瞬間に、
見えないたくさんの手で喉を締められてるみたいだった。
歌うのだいすきなのに、苦しくて苦しくて仕方がなかった。
心は歌いたくてしょうがないのに、喉から出そうとした瞬間締め付けられる。
そんな状態が2年くらい。
自分の感情を出すことを許してあげたり、
本当に好きなものを見つけたり、
誰かの言ったことで物も人も、その価値自体は揺らがないことを知ってからは、
少しずつ楽になってきた。
今はもう完全に楽しい。楽しくて仕方ない。
また知り合いに何か言われたとしても、
もう屁でもないよ。笑
(この過程も文章にしていきたい)
曲が、言葉が、歌が、
心と喉から弾け飛んでいきそうで。
たとえ他の人から見て優れてはいなくても、
ただ飛んでいきたいと言っている、それだけで。
もっともっと、魂から歌って、
爆発したい!
…でも、またライブハウスに行ったり、
ライブ配信をしたりするのは怖い!
でも人に向けて歌いたい!
…怖い!
最近はもうその繰り返し。
なかなかブレーキが外れてくれない。
そんな状態が夢になって現れてくれたんだろうな。
そんなことを思った。
心が立ち上がるには、時間が必要なときもあるから。
まずは言葉にしてお願いごとしてみよう。
はやく、
私の歌たちを必要としてくれる人に届けられますように。
そのために前向きな一歩を踏み出せますように。
自由にのびのびと表現するのが、
当たり前になれますように。
魂から湧き出るまま歌えますように。
それが新月のおねがいごと。
無理せず、明るいほうへ向かおうね。