文章を読みやすさを決めるものは?
こんにちは。
以前にこんなツイートをしました。
なかなかまとめられなかったので今、投稿したいと思います。
今回のテーマは『文章の読みやすさ』を決めるものとはと言う観点でお伝えしていきたいと思います。
文字の読みやすさを決めるのは可読性、視認性、判読性
私たちの日常では、スマホ、テレビ、新聞、本などありとあらゆるところで文字に囲まれた生活をしています。
そもそも文字は、紀元前3500年頃にメソポタミアのシュメール人が発明した楔形文字が最古のものと言われており、粘土板に彫って農作物や家畜の数を記録する勘定道具として誕生したと言われています。
私たちの文化の中で良く目にする文字は、字体や文字の大きさ、商品パッケージであれば文字量などを考えて構成されているものが多くあります。
またこのようにツイートしましたが、文章にしてみるとわかりやすいかと思います。
書かれている文字が読みにくい、なんて書いてあるのか判断できない、読み間違えてしまう、と言うことが日常的にあります。つまり文字には読みやすさと言うものが存在します。
それでは、文字の読みやすさを決めるのは可読性、視認性、判読性と言われていますので意味やその特徴について、お伝えしたいと思います。
1.可読性とは?
可読性は『文章の読みやすさ』の度合いであり、その文字として認識できるかどうかと言うことを表しています。
例えば線の多い漢字とひらがなで比較するとこうなります。
ex) ひらがな と 平仮名
パッと見たときに左のひらがなの方が認識が早くなりませんでしたか?
ではこれはどうでしょう?
ex)この文章は読みやすいですか
このぶんしょうはよみやすいですか
ひらがなだらけでも認識しにくいですね。
また人が一度に認識できる文字数は13文字だそうです。
二ユースの見出しや看板など意識して見てみると面白いですよ。
2.視認性とは?
視認性とは『文字の見えやすさ』の度合いを示すものであり、見た瞬間に文字と認識できるかどうかと言うことです。これは文章というよりかは、その周りのグラフやイラストに対して用いられることが多いです。
例を挙げると、白色の紙に黒のペンで書くとわかりやすいですが、濃い青色の紙に緑のペンで書くとわかりにくいような気がしませんか?
この場合は視認性が低いと言うことになります。
また上の見出しにつけた写真を見て見てください。
これは水族館にあったものですが、右方向にいくとペンギンがいると一目見ただけですぐ分かりますよね。
3.判読性とは?
判読性とは『文章の伝わりやすさ』の度合いを示すもので、誤読させずに正確に文章の意味が伝わるかどうかのことです。
私はリハビリに携わる医療者なので、関節可動域や徒手筋力検査など専門用語をいかに多用しないようにカルテを書くように意識しています。(*必須事項はもちろん専門用語で書きますが。。)
そうでないと誰もが意味がわからないどころか読みたくなくなるからです。
また、文章で『時』という文字が出てきたときに『じ』と読むか『とき』と読むか迷ってしまいます。このような場合はすぐに判断できないため判読性が低いということになります。
まとめ
可読性は『文章の読みやすさ』の度合い
視認性とは『文字の見えやすさ』の度合い
判読性とは『文章の伝わりやすさ』の度合い
以上が文章の読みやすさを決める3点でした。
難しいですけれども、相手に何かを文章で伝えることは人生において必須であるため少しでも覚えて取り入れていきたいものですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。