マネ撮02 #4
8/9 23:30
飛: …
あと30分で私の誕生日
〇〇がどんな風に祝福してくれるのか楽しみすぎて落ち着かない…
〇:飛鳥〜、寝よ〜
飛:え?あ、うん…
〇:ん?どうかした?
飛:い、いや!何でもないよ!
〇:そっか
もしかして私の誕生日忘れてる…?
いやっ、朝起きたら何かあるんだ!絶対そう!
何とか自分を納得させて眠りについた
8/10 6:00
〇:飛鳥おはよ
飛:うん、おはよ
〇:今日の仕事の担当俺だからよろしくね
飛:オッケー
〇:よしっ、準備するか〜
……え?言うことそれだけ??
美:あ、飛鳥さんおはようございます!
飛:おはよ
美:今日お兄ちゃんいないの寂しいなぁ…飛鳥さんズルい!!
飛:彼女だもんズルくないし!
美:お兄ちゃん独り占めするな〜!
飛:しても良いでしょ!!
「むぅ〜!!」
〇:こら、そんなことしてる暇ないでしょ。さっさと準備しなさい
「はぁ〜い」
そう言って〇〇は先にリビングへ向かう
え、本当に私の誕生日覚えてない…?
飛:ね、ねえやま、何か私に言うことない…?
美:え?言うことですか?特には…ないですね
やまも忘れてるの!?
美:何かありました?
飛:ううん!何でもない!!
予想しなかった事態に混乱したまま〇〇の車に乗り仕事へと向かう
〇:あれ、今日って何日?
飛:8月10日だよ
〇:ん?8月10日?
飛:そう
私の誕生日だよ!!
〇:あれ?今日って何かあったような…
思い出して!今思い出してくれたら怒らないから!!
〇: ………俺の勘違いか
飛: ………
〇:何でそんな頬っぺた膨らませてこっち見てるの?
飛:何でもないし…
今日私誕生日だよね…?
___________
「齋藤飛鳥さん、誕生日おめでとうございます!!」
飛:ありがとうございます!
「こちらで用意したケーキもあります!」
飛:えっ!?すご〜い!
「良い1年にしてくださいね!!」
飛:はいっ!本当にありがとうございます!
仕事先で誕生日を祝って貰えてハッピーな気持ちになれた
だけど
〇:もしもし。はい…分かりました。今終わったのでこれから事務所向かいますね。失礼します。
1番大好きな人に祝って貰えてないから全然ハッピーじゃない
〇:これで仕事は終わりだけど事務所に用事ができたから向かうね
飛:うん
___________
〇:飛鳥、先にこの部屋行っといて。俺今野さんのとこ寄ってくるから
飛:ん、分かった
〇〇と別れ、言われた部屋へ1人で向かう
飛:ここか…失礼します…
ガチャ
「パ〜ンッ!!」
梅:飛鳥さん!
さ:お誕生日!
「おめでとうございま〜す!!」
飛:みんな…
そこには乃木坂メンバーが勢揃いしていた
美:飛鳥さ〜ん!ハッピーバースデー!!
飛:やま〜!朝私のこと騙したなぁ〜!!
美:ごめんなさい!でも良いサプライズになりましたよね?
飛:まあまあかな
梅:飛鳥さん照れてる〜笑
飛:おい!笑うな!!
祐:飛鳥さん可愛い!
飛:絶対思ってない!
遥:ツンデレだ笑
飛:かっきーまで!
さ:飛鳥さん、〇〇さんにはどんなお祝いされたんですか?
史:気になる!
飛:それが………
飛鳥は〇〇に誕生日を忘れられていることを話した
梅:嘘っ!?
さ:〇〇さんに限ってそんなこと有り得るんですか?
美:私の誕生日は覚えてたけどなぁ
遥:私も
史:2人ともナチュラルに煽ってるよね?
飛: ………
私はそんなに大切じゃなかったんだ
梅:あ〜、飛鳥さん泣かないで〜
こぼれ落ちそうな涙を必死に堪える
祐:そ、そうだ!飛鳥さんにプレゼント用意したんですよ!
さ:飛鳥さん目瞑ってください!
飛:うん…
みんな忙しなく動いているのは分かるが目を瞑っているため何も分からない
「飛鳥、目開けて良いよ」
飛:っ…
メンバーのものとは思えない低い声
毎日そばで聞いている心地良い声
そして
今1番聞きたかった大好きな人の声
〇:誕生日おめでとう
飛:うぅ…
〇:ちょっ…泣かないでよ
我慢していた涙がポロポロとこぼれ落ちる
飛:だって…私の誕生日忘れたのかと思ったから…
〇:ごめん。美月とサプライズしたいねってなって知らないフリしてたんだ
飛:バカ…演技上手すぎだから
〇:へへっ、あすかに褒められた笑
2人はどちらからともなく抱きしめ合う
〇:そのままでいてね?
飛:ん?
〇:よしっ、できた
飛:これ…
自分の首を見ると前から欲しいと思っていたネックレスが
〇:欲しいって言ってたよね?めっちゃ似合ってる
飛:っ…
また涙が溢れ出す
〇:えっ!?う、嬉しくなかった!?
飛:違う…嬉しすぎて…〇〇が好きすぎて…涙が出ちゃうの…
〇:ふふっ、そっか…
………
………
………
………
………
飛:好き…大好き…今までも…これからも…〇〇のこと大好きっ!!
〇:俺も。飛鳥のこと愛してる。この世の誰よりも
飛:ふへへっ…嬉しい…//
微笑み合う2人の顔が近づき唇が触れる
〇:ん…飛鳥、改めて誕生日おめでとう
飛:ありがと!!
お互いの目には満天の笑顔の愛する人が映っていた
………
………
………
梅:飛鳥さん幸せそう
祐:あんな笑顔見たことないかも
史:〇〇さんの存在が1番のプレゼントか
遥:〇〇さんも幸せそうな顔
さ:邪魔できないですね
美:ふふっ…本当にお似合いすぎる2人だよ
誰にも邪魔できない
そして誰からも愛される〇〇と飛鳥だった
to be continued.
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