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入学式の日に一目惚れしたイケメン君の彼女になれたけど周りに美人が多すぎて安心できない #8

美.史:〇〇君、モデルやってみない?

美月さんと史緒里さんの言葉に私たちは唖然としていた

〇:モデル…ですか…

美:うん!どれだけ考えても適任は〇〇君しかいない!って思ったの

史:美月が輝きすぎててそのパートナーとして同じくらい輝ける人全然いないからね

さ:確かに…お二人とも男性モデルの人と撮ってることないかも

美:〇〇君お願いっ!!

〇:ん〜…少し考える時間貰えますか?

史:勿論!この場で答え出すのは難しいもん

美:良い返事待ってるよ!

そう言い残して2人は教室を出て行った

さ:何か…凄いことになっちゃったね

〇:だね…

さ:〇〇君はどうしたいの?

〇:やってみたい…でもやっぱり怖いんだよね

さ:初めてのことに挑戦するんだから怖いのは当たり前だよ。「当たって砕けろ!」だよ?

〇:確かにそうだね。やりたいことはやらないとだよね!

さ:うん!そうだよ!

〇:分かった、モデルやってみるよ

さ:そうこなくっちゃ!美月さんが助けてくれると思うし気楽に行こ!

〇:ありがとねさくら。さくらのおかげで決心できたよ

さ:ふふっ、良かった!〇〇君のモデル姿楽しみにしてるからね!

___________

撮影当日

〇:ふぅ〜…

美:〇〇君やっほ〜

〇:あっ、美月さん。おはようございます!

美:おはよっ♪緊張してる?

〇:はい、めっちゃ…

美:大丈夫!ここは先輩である私に任せなさいっ!

〇:頼りにしてます

美:ありがと♪私は今日楽しみにしてたんだ〜

〇:何でですか?

美:だって〇〇君が彼氏役で撮影だよっ!?〇〇君とカップルだよっ!?楽しみに決まってるじゃんっ!!

〇:あはは…そうなんですね…

美:今日はいっぱいギューしちゃうもんね!

〇:ふふっ

いつもと変わらない美月の様子に〇〇にも笑顔が見えた

「それでは撮影始めま〜す!!」

カシャ カシャ

「美月ちゃん良いね〜!〇〇君もっとリラックスだよ〜」

〇:はいっ

カシャ カシャ

「〇〇君まだ固いかな〜」

完全には緊張が解れていないのか〇〇の表情はどうしても固くなってしまう

美:〇〇君、カメラのことは考えないで。今は私のことだけを見てて

そう言う美月の吸い込まれるような大きな目を見ていると〇〇の緊張は不思議と解れていく

「お!〇〇君その顔良いよ!!」

カシャ カシャ

美:ふふっ、やっといつものカッコいい〇〇君の顔になった

〇:美月さんはいつも以上に輝いてますよ

美:もう…撮影慣れてきたからって生意気…//

ギュッ

〇:おっと…急に抱きつかないでくださいよ

美:ちゃんと今日はいっぱいギューするって言ったもん

〇:甘えたがりな彼女だなぁ…

〇〇は美月の背に手を回し抱き寄せる

美:ちょっ…//

〇:何…嫌なの?

美:嫌じゃないっ…//

〇:ふふっ、可愛い

カシャ カシャ

「2人とも…最高だよ…」

その後も撮影は順調に進み、無事に終了した

「お疲れ様でした〜!」

〇:美月さんお疲れ様でした!

美:お疲れ様!初めてとは思えないくらい最高だったよ!

〇:本当ですか!

美:本当に〇〇君の彼女になったと錯覚しちゃたもん

〇:良かったです

美:良くないよ!こんなに私をドキドキさせといて違う子と付き合ってるなんて…

〇:今回のは役ですから…

美:むぅ…こうなったら…私たちは付き合ってるって現実にしてやる〜!!

〇:えっ、ちょっと誰か助けてぇぇぇ!!

「齋藤〇〇君か…これは期待大だな」

___________

それからしばらくした日の朝

さ:今日が発売日のはずなんだけど…あっ、あった!

〇〇君が載ってる雑誌!!

書店を出て購入した雑誌をペラペラとめくっていく

〇〇君いた!うわぁ…めっちゃカッコいいっ!!

この表情ヤバっ…// ドキドキしちゃう…//

美月さんと距離近すぎっ!美月さんズルいよぉ!私の〇〇君なのに!

もう最高すぎ!早く〇〇君に会って感想伝えたい!!

〇〇に会うため急いで学校に向かうと…

ガヤガヤ…

昇降口の前に人だかりが

遥:さくちゃん!おはよ!

真:おはよ〜!ねぇ、あれ何の騒ぎ?

さ:2人ともおはよ!私も分かんないんだよね

遥:じゃあ行ってみよ!

3人で近づいてみることに

「凄っ!本物じゃん!」

「めっちゃカッコいい!!」

「写真撮って貰って良いですか?」

〇:ごめんなさい…急いでるので…

遥:あれって…

真:まさか…

さ:〇〇君っ!?

どうしてこんなことに…!?

to be continued.

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