入学式の日に一目惚れしたイケメン君の彼女になれたけど周りに美人が多すぎて安心できない #2
彼氏と腕を組んで登校する
憧れてたことが実現してるはずなのに…
飛:ねぇ〇〇〜、今日一緒に帰れる?
〇〇君のお姉さんが一緒にいて憧れてたのと全然違う!
さ:〇〇君は私と2人で帰るのでダメです!
飛:さくらちゃんは邪魔しないで!
さ:何でですか!私は〇〇君の彼女なんですよ!
飛:生意気!
〇:2人とも喧嘩しないでよ…めっちゃ見られてるから
飛:〇〇は黙ってて!
〇:はい…
学校に着くまで飛鳥とさくらの睨み合いは続いた
___________
〇:ごめんねさくら。姉ちゃんがうるさくて
さ:ううん、大丈夫だよ
飛鳥は〇〇に彼女ができるといつもこうなるのだ
〇:さくらのことが嫌いなわけじゃないと思うから許してあげて?
さ:うん!私もお姉さんと仲良くなりたいし
〇:そっか笑
こうして2人で喋っていると教室についた
「やっぱり…さくちゃんだよね?」
さ:え?
「そうだ!私のこと覚えてない?」
さ:もしかして…かっきー!?
遥:そう!小学生の時同じだった!
さ:覚えてるよ!懐かしいね!
2人は小学生の時仲良くしていたが中学校は別になり離れ離れになっていた
遥:さくちゃんめっちゃ可愛くなっちゃって…
さ:そ、そんなことないよ…// そういうかっきーもめっちゃ可愛いよ?
遥:へへっ、さくちゃんに言われると嬉しいな…//
久々の再会に会話が弾む
「かっきー、隣の子知り合い?」
遥:そう!小学校が一緒だったの!
「そうなんだ!」
さ:かっきー、その子は?
遥:中学校が一緒だった田村真佑ちゃん!
真:初めまして!田村真佑です!よろしくね!
さ:私は遠藤さくら!よろしくね、真佑ちゃん!
遥:ところでさくちゃん、ずっと隣にいる男の子は?
さ:彼は齋藤〇〇君、昨日知り合ったんだ!
遥:そうなんだ!〇〇君よろしくね!
真:よろしく!
〇:うん、2人ともよろしくね!
遥.真: …
さ:ん?2人ともどうかした?
2人は〇〇君の顔を見て固まっている
遥:カッコいい…
真:こんなイケメン初めて見た…
〇.さ:え…?
真:〇〇君!今日一緒にお昼ご飯食べない?
遥:あっ!私が誘おうとしてたのに〜!!
真:先に誘ったのは私だもん!
遥:〇〇君はどっちと一緒に食べたい?
〇:え、えっと…
さ:ダメ〜!!
そう言ってさくらは〇〇に抱きつく
遥:ちょっ、さくちゃん!?
さ:〇〇君は私の彼氏だから2人には渡さないっ…//
〇:さ、さくら…//
真:えっ!?2人って付き合ってるの!?
遥:昨日知り合ったって言ってたじゃん!
〇:昨日お互いに一目惚れしてそのまま付き合うことになったんだ
真:そんなことあるんだ…
遥:さくちゃんに先を越された…
さ:わ、私の〇〇君なんだから…//
真:さくちゃん自分で言ったのにめっちゃ照れてる…
遥:可愛い…
さ:揶揄わないでよっ!
〇:さ、さくら…いつまで抱きついてるの?みんなに見られて恥ずかしいんだけど…
さ:あっ…
教室にいる生徒のほとんどがこちらを見ていた
さ:ご、ごめんっ…//
遥:ここじゃ目立っちゃうから場所変えよっか
___________
遥:ここならいっか
遥香に連れられ4人は屋上に来ていた
遥:2人が付き合ってるのは分かったけどさ、それでも出会ったのは昨日なんでしょ?
さ:そうだけど…
真:ってことはまだ私たちにも〇〇君を堕とすチャンスがあるってことじゃない?
さ:えっ…
遥:〇〇君に私の方が魅力的だって思って貰えるようにアピールするしかないね
遥香と真佑は1歩ずつ〇〇に近づいていく
遥:〇〇君、覚悟しといてねっ
真:私のものにしちゃうんだからっ
〇:困ったな…
さ:むぅ…〇〇君…私しか見られないようにしてやるんだからっ!
こうしてさくらに新たなライバルが誕生してしまった
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「ねぇねぇ、今年の1年生に超イケメン君がいるらしいよ」
「マジ?気になるね…見に行ってみよっか」
「入学早々噂になるくらいだもん絶対カッコイイよ」
「ふふっ、狙っちゃおっかなぁ〜」
to be continued.
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