次元の話

昔、性別は0次元だった。
男か女。
ただの点。

最近、前よりは多くの人が性別を1次元にとらえるようになった気がする。

男 --------------女

のどこかに当てはまるみたいなかんじ。

どちらかに寄る人もいれば、真ん中の人もいて、日によって違う場所に印がつく人もいる。
トランスジェンダーもXジェンダーも仲間外れにならない。

すごい進歩だとおもう。

低次元からは高次元の存在を認識することはできない。
0次元からは1次元なんて見えないのに。

だけど自分は0次元には当てはまらないと感じて、1次元にたどり着いた人がいる。
それを受け入れて1次元に一緒に来てくれた人がいる。

中には0次元でも困らなかった人もいたのかもしれない。
それでも一緒に来てくれた。
すごく嬉しい。
あなたの勇気に救われた、そしてこれから救われる誰かがいるのかな、なんて考えてしまうくらいには嬉しい。
いつかの仲間を救ってくれて本当にありがとう。

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ここからは自分の話。
自分は1次元のバーの上にいられなかった人間で、図で表すならば、下の図みたいなかんじ。

男--------------女
   ○

いやほんと訳わからんよなって自分が一番おもってる。

自分はこれを「性別の概念がない」と表現している。
バーは持ってるから誰かのことをこのバーの上に当てはめることはできるけど、自分がいられる場所がない。

自分は2次元にいる。
次々とみんなが1次元のバーを獲得して、0次元では生きられなかった人たちを救っていくのをみている。

低次元からは高次元の存在を認識することができない。
1次元からは2次元なんて見えないから。

決められないとか両方とか、どんどん受け入れられていってる。
だけど「自分に当てはめることができる性別の概念を持たない」はまだ可視化されてない。

それが次元の話みたいだなと思ったのでこんな文を書いてる訳だけど。
よりによってテスト前に。

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自分はこの件について、特に悲しいとか寂しいとかは考えていない。

自分は心の性別という意味では概念がないから、とりあえず身体的な性別に合わせて生活している。
だからなにも困ってない。
強いて言えば性別による固定観念で嫌な思いをするくらいだから、それは男も女も関係なく感じるようなことだとおもう。

ただ男、女、両性、無性、不定性と性別が増えていく中で、どれも選べない人間もいるんだって誰かが知ってくれて、それで間接的にでも救われる人がいたらいいなって思った。

将来、みんなが2次元的に性別をとらえるような時が来たとして、その時は今度は3次元にいる誰かが2次元に救われる人たちをみるんだろうな。

どこまで高次元にいけばみんなが救われるのかわからないけれど、一緒に行こうと言える人が増えてほしいと心の底から願っている。

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