The Pretty Reckless-Light Me Up
こんばんは。久しぶりに洋楽を取り上げます。
The Pretty Reckless、女性ボーカル。サウンドは初期はポストグランジ感が強く、なかなか渋い。グランジ好きとしてはたまらんとです。
そして何より、ボーカルの声。声。声です。声。
ハスキーな部分もあり、若いのになんだかやたらと溢れる色気。それも嫌味がない。ロックを歌うために産まれて来たんじゃないかと思うほどに、かっこいい声をしてます。私の知っている女性ボーカルの中で、声だけなら本当に最も好きやもしれないです。それほどの声。こんなもん惚れる。
サウンドに関してですが、正直特徴が豊富なわけではありません。ツボは抑えている、という印象でしょうか。逆に言えばボーカルの声にさほど魅力を感じないのであれば、つまらないバンドと思われてしまう可能性もあるかもしれません。個人的にはこれでもう少し演奏陣が目立って、動き回ってくれてもいいのよ!って印象はあります。
とまあ、ちょっと苦言じみたものも申しましたが、総合的にはドハマりしているバンドです。特にこのメジャーファーストアルバムはマスターピース。定期的に聴きたくなります。掛け替えのない声です。
当アルバム、私的に全く捨て曲なしです。サウンドは地味みたいなこと言いましたが、ツボはしっかり押さえていい音と楽曲の仕上がりにはなっているので、飽きが来ません。バリエーションとしても如何にもキラーチューンなロック、グランジ感の強めのもの、ストレートなバラード、優しいアコースティックと良くあるアルバム構成の流れはちゃんと押さえてあります。
荒々しくて衝動的な雰囲気もありますが、こうして考えてみると、案外基本に忠実な楽曲構成をしているのかなあなんて思います。
グランジの影響が濃いあたりからか、ダーティな曲調、歌詞も多く、そのあたりも好みだったり。そういった雰囲気が好きな方は冒頭曲の時点で既にノックアウトされるはずです。
まあ御託はこのくらいにして。ともかくこの声をご一聴下さい。
好きな人は本当にドツボにハマります。ちなみに私が当アルバムで一番好きなのは「Just Tonight」です。
「Just Tonight」
「Make Me Wanna Die」
「Miss Nothing」