古いかもしれないけどってことだよ
職場の若い子達(といっても40代)と話してて
とても嫌な気持ちになることのひとつ。
それは、「その言葉ふるーい!」と笑われることだ。
15年違うとそんなに時代が違うのか
つい、スニーカーを「ズック」といったり
白髪交じりの男性を「ロマンスグレー」と褒めたり
そのたびに失笑される。
もちろん古い言葉とわかって使っているつもりなのだが
40代がここぞとばかりに指摘してくるのが不愉快だ。
昭和レトロとかいって雑貨とか買ってるくせに
古い言葉にどうしてそんなに敏感に反応してマウントしてくるのか。
しかも自分達だって昭和の生まれだよね。
先日、アメリカと日本を行き来している人から
「アメリカは英語を話せば、日本人でもアメリカ人になるんだよ」
という話を聞いてなるほどなと思った。
人種が入り混じっている国では、ひとは「言語」で分類されるというわけだ。
古い言葉は「死語」と言われるが
ロマンスグレーなんて、素敵な表現ではないかしら
とっくりセーターも乳母車も
なんとなく、古い味のある家具に出会ったときみたいなノスタルジーを感じる。
死語なんて言い方をしたくない。
そしてこれだけは言いたい。
私は、古い言葉とわかって発しているのだ。
ちょっと古臭いのをからかうときや
昔の話をするときのエッセンスとして使ってる。
スニーカーとか、アッシュグレーとかを知らないわけじゃない。
そうそう、さっき機関車トーマスの話をしたら
「今はトーマスじゃなくて、チャギントンだよ」
だって。
それも知ってるけど、だよ。