母、父を放棄
昨年の2月初め、父が倒れた時の母の反応は、私にとって衝撃的でした。
電話で母からの知らせがあり
「今、病院にいるの。お父さんが動けなくなっちゃって、救急車を呼んだの」
という言葉を聞いたとき、私は仕事中でしたが一瞬で心臓が跳ね上がりました。
病院に駆けつけると、
母はまるでバトンタッチのようにすぐに私に後のことを任せる態度に変わりました。
その瞬間から
入院手続きや延命についての相談、書類へのサインなど、すべての責任が私にのしかかりました。
母はあきらかに完全に放棄する決意をしていました。
その後の母の態度には、正直言って許しがたいものがありました。
父が病院に入院してからというもの、父は頻繁に私に
「これがない、あれがない」
と連絡を寄越してきました。
私も働いているので
簡単には動けないと伝えると
父は
「そうだよな〜悪かったなあ」
と謝ってくれるのですが
そうなるとなんだか父が可哀想になってしまい、結局無理をして父の希望をかなえてしまうことに。
しかし、そうするうちに知らず知らずのうちにストレスが溜まっていくのを感じていました。
特に、母がまるで父のことなど頭にないかのように自分の話ばかりをしている姿にはさすがに腹が立ちました。私はついに!母に自分の不満をぶちまけることにしました。
父の世話を全部私に押し付け、何かにつけて「分からない」「知らない」と言っていることに対する苛立ちを声に出しました。
すると母は、
「そんなカリカリしないで〜。yuuの機嫌が悪いとお母さんは頭が痛くなっちゃう〜」
と笑いながら言ってきたり
「yuuはわがままな父親を持って大変だわ〜」
と、自分は全く関係ないかのような態度。
それを聞いた私は、もうブチ切れてしまいました。
正直、父のお世話が大変というよりも、何もしない、考えない母へのストレスが半端なく積もっていたのです。
続く→